2019
07.22

新しい愛人との再会なのであります。

日曜日の十傳スクールを終え、いさんで新幹線に乗り、実家のガレージを開けましたら、
「もう知らないから!」
と、放置していた愛人が、おりましたです。

まだ、かんぜんには使いこなしておりませんから、とても新鮮なのであります。

悦びを教えてあげなければなりませんが、その前に、丁寧に埃をはらってやったのでございます。

そしたらば、待っていたかのように雨。
ーーいつまで無駄なことをしているのだーー
天からの啓示の如き雨。

が、私メが雨好きであることを知らぬのか。
「死ぬまで、お女性を一人前に仕上げるのの、どこが無駄であろーか」
そーよ、とでも言うかのように、愛人はシャーションとワイパーをまつ毛のようにまばたきさせるのでございました。

はやく二人きりになろうよ。

にぎって、もっと、もっとつよく。

つまみをねじると、愛人はぶるぶると震えだし、だから私メは、女のギアをドライブに挿入するのでありました。