2019
10.14

前回の、断易宿題の2の考察をいたします。

まず、もしも、4爻の応爻が動いたとすると、卦は、雷地予の六合卦が、地雷復の六合卦に変わりますです。

応爻を試験を受ける彼女。
世爻が学校であります。

この卦の場合、試験の用神である父母が伏しております。
用神を取る順番は、
卦の爻にあれば、その爻。
卦に現れていなければ、化出爻。
化出にも出ていなければ、伏神。
これがセオリーであります。

初爻が動いて子の父母を化出しているので、その化出を用神とし、その子父母が、応爻の丑と合します。
合から合に変わったこともあり、これならば文句なしに合格であります。

ところが、実際は、4爻の応爻は動いておりませぬ。

卦も雷地予の六合卦から、震為雷の六冲卦。

さらに、世爻は父母を化出したものの、応爻の午と剋冲であります。

典型的な冲中合であります。

これだけ見ても、試験には受かりませんです。

たとえ日晨の丑が化出の子と合していても、子は旺相しておりまして、応爻を冲するパワーを持っておりますです。
化出爻は、他爻に影響を及ぼさないのが、断易の基本でありますか、しかし、この子は、単なる化出爻ではないので、他爻に影響を及ぼせるのであります。

結果として、やはり、彼女は試験に不合格。
焦ってしまったということです。白虎がこれを告げていたのかもです。