2019
12.10

自分という名の牢獄から飛び出すことができた者だけが、幸運を自由に手にすることができることは、数々の鑑定から知ってはおりますです。

が、四柱推命では、個人の運命の限界というものがありまして、学力や知識を積んでも、理想とする夢にまでは到達的ない事を示しておりますです。

しかし、自分から抜け出した人には、推命での限界をはるかに超えることもまた、事実。

滝に打たれても、座禅を組んでも、気づけは一歩として自分を抜け出していないことに気づくわけであります。説法をに耳を傾けても無駄。戦国武将の教訓を目にしても何の効果もございません。

鉄格子の中から、外の自由な日差しを眺めているだけであります。

自分の思考や行動パターンの繰り返しをしている以上、運命の網の目をくぐり抜けることは不可能なのでありましょう。

第二誕生日を設定し、別人に変化する占いを、そーいえば25年以上も以前に考案しましたが、不発でありました。ヒットせずに終わってしまった忸怩たる経験がございます。

しかし、コンセプトは面白く、いまでも木村満夫の名で、別人生を楽しんではおるのであります。
自分からの脱出は無理ではあっても、自分の中の多面体の一面に光をあてて楽しむことは悪い事ではないでしょう?

そーしますと、性格的なことが変化し、従来の自分では出来なかった種類の知り合いが増えるのであります。知り合いが増えれば、人生が変化し始めますです。

けれど、今度は、木村満夫という虚構が邪魔をして…つまり嘘が邪魔をして鉄格子がロックされてしまうことに悩むのでありますです。