2020
03.01

十傳スクールは満員でありましたが、一歩出ると、政府の非常事態宣言の影響で、東京駅などは無人と化しているのであります。

咳を「こほん」としただけで殺意の視線が突き刺さりますです。

絆、絆とバカ騒ぎしたことを忘れたかのよーでございます。流行に弱い国民性でありましょーか。

太平洋戦争で、敗北しているにもかかわらず、「勝利」のねつ造報道を真に受けたころと少しも変わりませんです。

あげくに原爆を投下され、ばかりか被害者側が反省しているマヌケぶり。

歴史で、権力者側のいうことが正しかったことがあったでありましょーか。つねに政府とは反対の行動をすることが生き延びる道。出歩くなと言われてなら、すすんで街に出ましょう。手洗いをしろと言われて、手洗いをするなど幼稚園以下であります。

このたびの新型肺炎は五輪の開催がかかっていますから、なんとか収束するよーに焦っていることは間違いございません。あまりに感染者の数が少なすぎ。なのに外出禁止令。北海道での感染者が多く報道されていのは、本音ではマラソンを開催したくない内情もあるに相違ございませんです。

津波ならば、災害が済めば、あとは復興…となりますが、流行り病では、そうもいきますまい。

私メの痛風が、ときどき疼くみたいに、ウィルスはいつまでも尾をひくものであります。他国からの選手関係者がくれば、ふたたび感染が拡大することは火を見るより明らか。

絆どころか排他の大流行であります。

中学時代を思い出しますです。
過疎化の無医村の診療問題がテーマに上がった時、悲痛な声で「いまこそ、私たちが立ち上がる時だ」と発言した少女が、数年後には、恋人を捨て、裕福な医者と結婚し、いまでは全身脱毛をほどこしミンクをまとい、周囲を軽蔑したよーに見下すオババとなっておりますです。あの討論会で流した涙と、絆がリンクするのであります。

「なんだったんだあれは」

なにもかもがバカバカしくて仕方ございません。

部屋に鍵をかけ、カーテンを引いて、快楽に没頭するのが賢いのでありましょう。

ひょっとこな夏まで。あと五カ月。