2020
06.11

近所のコンビニで、女店員さんが、
「マスクをしてください!」
と老人にきつく声をかけておりました。

老人は、
「口のきき方があるだろう?」
ポケットからヨレヨレのマスクを取り出し、捨て台詞をのこし立ち去りましたです。

どちらの言い分が正しいか、私メにはわかりません。

が、女店員さんは金運に見捨てられたお方かもしれませんです。

「わたしだってマスクをかけたくないんですよね」
次の順番待ちをしていた私メに訴えたので、
「バイト?」
「です」

もしも、老人が逆上して包丁を振りかざし、怪我をさせられたらということを、このバイトの女店員さんは考えなかったのか。バイトには補償もないのに、ですよ。
「アホンダラ(愚か者)」
呟いたのですが、耳に入ったのか怪訝な表情をしておりました。

いまごろは彼氏などに電話で「聞いてくれる、信じらんないのよ」などとキンキン声で、この出来事を話題にしていることでありましょうが。

バイトとは時間を売る立場であります。
正社員は能力を売る立場であります。

この区別をキッチリとつけることが金運の基礎なのであります。

バイトなのに、余計な注意をすることは厳禁。また、「こうすれば効率的なのに」と思っても黙々と時間をこなすことが大切であります。提案はバイトのすることではありません。
正社員は、能力とお金を交換するわけですから、給料分だけの能力の切り売りで十分。能力の60%くらいが丁度良いのであります。

「愚か者」
と呟いたのは、この金運の原則から大きく逸脱した行為を、この女店員さんは犯したからであります。
マスクをしなさいと注意するのは経営者の仕事でありますです。
時給で働いているのだから、女店員さんは、だまってレジ打ちをすればよく、「マスクを…」などは余計な仕事なのであります。

経営者から褒められることはバカと同義語。褒められるということは、経営者にとって都合の良い事をしたからに過ぎないのであります。
こういう当然の理屈を知らない方々が多いのであります。最悪なのは、一生懸命に働くことが正しいとモラルにまで浸透していることであります。経営者の思うつぼ。

これらは金運を上昇させるための条件の一端に過ぎませんが、たとえば奇門遁甲で、「金運を上げよう」とする場合、これらの条件を肌身に沁みとおらせて理解していなければ、当たるものも当たらないのであります。

新版奇門遁甲初等科では、こういう本当の意味の常識を再確認して進める所存でございます。

儒教的な間違った常識では、金運だけでなく、また奇門遁甲だけでなく、願いを成就することは、まず無理なのであります。