2020
08.18

足掛け九か月ぐらいかけたモリオカのおうちが完成したのであります。

庭や玄関は未完成でありますが、家にはどーやら住めるのであります。

ドアを開けると、そこは牢屋。

屏風を立てておるのは、家相上の欠点の一つを和らげるための苦肉の策なのであります。
インテリアによって家相のヤバイ部分を修正することも、手段の一つとして有効なはずでございます。
占いのお客様にアドバイスしていたことが、今度は自分の事として役立つのであります。

以前も申しましたが、家相上、65点なのであります。

とくにダイニングは、凶格となってしまい、しかし、玄関と門の関係で、そこは宿命的なものとして、家相の局が変わる2024年だったかまで耐え忍び、また工夫を重ねる必要があるのであります。

が、この工夫などは、やがてふたたび、占いの家相のアドバイスとして生きてくることでございましょう。

100点満点の家相はありえなく、また100点満点の家相であってはならないのであります。
断易でいう日晨壊変と同様になる危険がございますれば。

きちがい病院の独房のよーでありますが、ここは客間。
そのなかにブランコを据えましたです。

だから客間にはなりえませんし、またお客などあろーはずもないのであります。
しかし、客間は家相上でも必要でありますから、仕方ございません。

で、おそらくデッドスペースになると予想し、なるべく活用できる一室にということで、ブランコを思いついたのでございました。

しかしながら、
「あんや、誰が住むのす?」
老母はよたよた歩きながら呟くのでありました。

そんなことを考えて建てたのではありません。

狂っていたのであります。

狂っていなければ建てるはずのないおうちであります。

が、なかなか心が休まり、体の芯からほかほかと温まることだけは、おうちのなかを回ってみて感じたのでございます。