09.10
先月あたりから鑑定が増えてまいりまして、それが9月になって倍増しているのであります。
「なにかあるか…」
鑑定が増えると、いままではテロとか大事故とか津波などが発生しておりました。
敏感なお客様が、無意識に未来のパニックを察知しているのかと思います。
が、今回は、長引く疫病に、
「もう我慢ならぬ」
と活動的になったと解釈したいところでございます。
今日もヘトヘトとなって自宅にたどり着いたのでありました。
鑑定というモノは、手抜きをすれば、どこまでも手抜きが出来ます。
はんたいにお客様の運命のなかに入り込み、運命の呼吸のようなものをチェックしようとすれば、どこまでも疲れ果てるのであります。
鏡で顔を覗き込みましたら、『死者』となっておりました。
で、そこに封書が届いておりまして、開きましたら、
「塩」
反射的に、
「天婦羅だ!」
叫んだかもしれませぬ。汗でぬれた下着を洗濯機に放り込み、そしたら、おパンツのゴムが緩んでおりまして、左側の端から金玉がダラリと垂れ下がっておりましたです。
そんなことはどーでもよく、マイタケがございましたから、てんぷら粉に水を入れて、さっさく料理開始。
酒も受け付けませんでしたので、水を飲み飲み、ムヒムヒと喰いました。
おお、体内に油が行き渡ったことを実感いたしました。
鑑定料は、原則として会員様は三万円であります。非会員のお方は五万円。所要時間は一時間程度。場所は神楽坂の事務所。
しかし、電話やリモート鑑定は、対面鑑定をしたお方に限ることにいたしますです。
恋愛運だの仕事運だのではなく、すべてについてチェックしないと恋も仕事も見えてきませぬ。つまり総合判断ということになりますです。それを開運というか、不幸な現状からいかにして脱出し、人生を立て直すかを主眼としておりますです。
…そうはならない場合もありますけれど。
上記は個人の鑑定でして、命名とか家相は要相談ということであります。
けれど、鑑定も講義も、スタートする前の30分ほど前は、えらく緊張し、緊張のあまり眠くなるのであります。
「生気を抜かれた…」
完全なる油切れになるのであります。
いまだに慣れませぬ。
でも、まずは酒が飲めるので体力気力が持ち直しました。タバコも吸いましたです。