2020
09.15

昨日の、ブログで、千葉県のとある街までの道中に、奇門遁甲の直使の出し方が降臨したとUPいたしましたが、右の画像が、それであります。

線がふにゃふにゃなのは電車が揺れていたたためであります。

具体的に述べましょう。

奇門遁甲の吉格に、『玉女守門』がございます。拙著「増補改訂版 奇門遁甲術入門」の98ページをお読みくださいまし。
玉の輿の方位であり、受験合格の方位でもあります。

丁 〇 〇
〇 直使〇

八門が直使ということを、拙著では「配合は、天盤が丁、八門は特殊な出し方で定める」とのみ記してあるだけ。
もっとも巻末の方位盤には「玉女守門」がどの方位なのかは記載されております。

奇門遁甲の占術名の由来は、「奇」は乙、丙、丁の三奇。「門」は八門。「遁甲」は戊儀から癸儀のうちのどれかが甲尊となる、コレなのであります。
天盤と地盤だけでなく八門の重要性が、ここからでも知れるというもの。

八門には、開門、休門、生門、傷門、杜門、景門、死門、驚門の8つがございます。
が、直使はございません。
じつは、直使とは、各盤で八門を配布する時の先頭の名称でありまして、学級委員長みたいな認識であります。オノが学級委員長になると、オノではなく学級委員長と呼ばれるよーに。だから開門が直使になることも、死門が直使になることもございますです。

ところが陽遁と陰遁では直使の出し方は異なり、一局から九局でも違う、複雑怪奇なヤツなのでございます。

でも、直使が分からないと、玉女守門がどの方位なのかは分かりませぬ。

八門の直使の講義は疲れます。受講者の皆様も大半は匙を投げだしたお顔をなさっております。

その「特殊な出し方」である八門の直使が、この表で一発で分かるのでございます。

「別に分からなくてもイイよ」
というお方にとっては無用の長物。
しかし、「知りたい!」と、もがくお方にとっては宝物。

「だけどさ、画像では表が中途半端では…」

ほーれ、これならどーです。

たまには秘伝放出みたいなものも楽しいのであります。

十傳スクールでは特別盤を配布しておりますが、それには格が表記されておりませぬ。これを参考にすれば、玉女守門は一発で氷解することありまょう。

また、これでも分からぬお方は、十傳スクールの「新版奇門遁甲初等科」にご入学していただくしか道はございませぬ。これ以上、ブログで解説することは、
「面倒」
なのでございますから。

理解したお方は、男女とも、右足の親指と左足の親指の間が濡れ濡れになったはずでございます。