2020
10.20
10.20
他人には無用のものかもしれませんけれど、私メにとっては懸命にコレクトしたものばかり。
すべて死につながるモノで統一されてはおりますけれど。
鹿のこの頭蓋も貴重な一つであります。
亡父の遺品をほとんど捨て、いまは部屋に秘めた宝物を屋敷にちりばめる所存。
「きっとお前は犯罪者になる…」
の亡父の予言を裏切って、易者になり果てました。いいえ、ま犯罪者になら、まだ、いつだって簡単になれるのではありますが。
残念なのは、以前のブログにもUPしましたが、亡父の骸骨を墓場から取り出したところ、雨に腐ってしまっていてコレクションに出来なかったことでありましょーか。
しかし、骨になった死骸は美しいのであります。
ふれていると、心がとても落ち着きますです。
どのよーな性格をしていたのだろうか。何を見て、なにを聞いていたのだろーか。
どのよーな牝鹿と交配したのだろーか。
すべて、行きつくところは、この骨なのであります。
病死であろうと殺されよーと、自死だったとしても、麗しい骨に化身するのでございます。
我々は、死骨という完成品を作るために生きているのかもしれませんです。