2021
05.21

ひとくちに家相と申しましても、まず「どこに建てるのか」という風水的なことがございます。川の流れや隆起した土地などを考慮するのでございます。
次に、家の形であります。真上からの形で、欠けとか張りとか。また横から眺めて屋根の形だの窓の広さなど。
そして家相盤に照らし合わせるのであります。家相盤は現在八局。2024年から九局に変わりますから、そのあたりを吟味する必要がございます。

幸いなことに、風水に関しては、相続して得た場所は、この点は問題ございません。地盤もシッカリしておるらしいし、高台のすこし低いところに位置していますから、まずは及第点。

家の形については、工務店に「全体的に龍をイメージしてほしい」と注文いたしました。
北西の部分を龍の頭とみなし、母屋を胴体としてどっしりと。イメージでありますから、工務店側としては大変だったかもしれません。

さらに軒をせり出して、太陽光線が直接に家の中に流れ込まないよーにと。そしてまた廊下を回廊風にたっぷりと取って欲しいと。
現代建築とは、いささかかけはなれた贅沢なつくりかもしれませんです。

が、奇門遁甲家相の、家相盤で引っ掛かっているのであります。
キッチンが大凶でございます。
「魔物が侵入する」
そういう欠点がキッチンに集中しておるのであります。
家相盤は、玄関の向きと、門の向きによって決定されますです。
ですから、この二つを考慮すれば、家相盤は自由自在となるのでございます。

が、自由自在なのは、あくまでも机上の理論。
どこかに欠点が生じるものであります。

それがキッチンに集中したというわけであります。

この凶相をどーするか。

骸骨で防げないだろうか。

そこで実行したのが、「鹿の骸骨」なのでございます。

画像の鹿の頭部を飾っているのは二階の一室であります。
キッチンの上に位置する十畳間。

おそらく…
「この鹿の頭蓋は壁から落下するだろう」
と予測いたします。
悪しき凶相を骸骨で封じるのでありますが、骸骨の方が負けてしまうであろーと。

そこで巨大な時計を配しましたです。

みなさまには、何のことかチンプンカンプンでありましょう。
それを知っていてUPしているのでございます。

申したいのは、悪い家相を、置物で封じたり、その部屋を何に使うか、書斎なのか物置なのか応接間なのかで、ずいぶんと被害を軽減することが可能であることをなんとなく申し上げたかったのであります。