2021
06.07

土日はだいたいスクールに充てていますです。
リモート講義になって、一年以上が経過し、カメラに向かってぶつぶつ喋る作業にも慣れてきました。
たいへんなのは、11時から16時あたりまで喋りっぱなしということでありましょうか。
10秒も沈黙すると、その沈黙が恐ろしいのであります。

ジョークが滑っているのかヒットしているのか、それを確認できない不安もございますけれど、沈黙の恐ろしさに比べれば、まだ大丈夫。

で、休憩は定期的に取ったとしても、5時間もぷっつづけで喋っておりますと、しだいに体力がヘタってしまうのであります。
腹ごしらえはとても大事なのでございます。

そこで、コメを炊くことにいたしました。
炊飯器がございませんから、鍋で。
キャンプのよーなのであります。

冷や飯に水をぶっかけて食うのも悪くはございません。

腹に飯をぶち込むと、元気が出てきますから、まことに単純。
かすみ始める視力もスッキリいたします。

リモートもなかなか手間を要します。
カメラの目線の位置。
モニターでのチェック。
手元カメラが資料やボードとズレていないか。
照明機材のセット。
そして、録画のスイッチ。

そーしてから
「おはよー、ございます。声は聞こえますか?」
と始まるのであります。

ときおり、チャットでご質問などが入りまして、いちいち、それを読むのも、読んでいる間に沈黙が入りますから、焦りますです。

講義も対面と比べ、ベターッとしなければなりません。
つまり対面ですと、受講者の理解度がなんとなく分かるので、力点を調節することが可能であります。
しかし、リモートでは、講義中、すべての時間が力点の連続でございます。

体力の燃費が悪く、13時には、
「腹へった~」

そこに冷や飯があるというのは、たいへんに力強いものなのでございます。