2021
06.18

夏至が近づいておりますです。

注意していただきたいのは、奇門遁甲での立向日盤と、立向時盤の、陰局、陽局が混在することでございます。

立向日盤に関しては、2021年は7月15日をもって陰局に切り替わるのでございます。
夏至が来たから、
「今日から陰局だ」
と思うのは慌て者。

詳しく述べるなら、夏至に一番近い、甲子の日が立向日盤の陰局の開始となるのでございます。

では、立向時盤は…と申しますと、2021年は6月20日をもって陰局に切り替わるのであります。
ですから、立向日盤は7月16日までは陽局で方位を見なければなりませんが、立向時盤は6月20日から陰局であります。

「奇門遁甲カレンダー2021年下半期版」には、そこらへんは勿論のことですが、キチンと考慮されておりますです。
それはさておき、では、立向日盤と立向時盤の、この一種のタイムラグは、どのよーに影響するかが、問題でございますですね。

乱暴に申すなら、本日から19日までの立向時盤の方位は、
「あまり気にする必要はない」
なのであります。
「そして日盤だけに注意を払え」
なのであります。

応期というものが方位にありまして、その方位効果が現れる時期を応期と申します。
その応期の原則の一つに、
『陽局での方位の応期が、陰局にかかる場合は、方位効果は出ない』
コレがございます。

つまり、凶方位をとっても、20日過ぎに応期が到来するのであれば、その立向時盤の凶方位の効果は出ない、のでございます。
吉方位も同様に、
「せっかく吉方位をとっても、無駄でござそーろー」
ということなのでございます。

イイことを覚えましたね。