2021
07.21

五輪が始まる前に、郷里のモリオカに戻るつもりでありました。
ところが、急を告げる相談者が多くあつまり、退避の日を繰り延べております。

左の画像は、魂入り小箱(命名は私メであります)でありまして、数年前に、十傳セミナーで『呪術』を講義した時の、最終日のお仕舞あたりに紹介した類の、アルミホイールを内包した手作りのモノなのでございます。

小箱に金紙を張るところからの家内手工業。

先にも申し上げましたが、病占が極端に増えているのであります。

精神的なモノから癌まで。
病院にいくべき相談でありまして、むろん医者にかかっているお方がほとんどでございますから、易者としては、占いや呪術の方面でのアプローチとなるのであります。

病人には、強い「気」はむしろ危険なのであります。
指圧などでも、老人や病人に対する施術は、健常なお方とは、力の入れ具合から違うよーに、呪術もまた同様。

小箱の中に造作物を入れまして、それをアルミホイールで包み、ご本人の爪などを入りまして、最後に蓋をしめますです。
蓋を閉めたら、もう二度と開けてはいけませぬ。

だから「魂入り小箱」なのでございます。

相談者の中には、
「おおっ!」
驚く命式というか大運と年運が、かくも絶妙に絡むのか…とゾクゾクする運命のお持ちの方もございます。
この場合の絶妙とは悪いケースのことを差します。

原命式が干合し、それが化格となり、さらに大運で別の干が化格を形成し、年運に脅かされ大変な危険な状態を告げるという、命式。
だからこそ、
「絶対に延命するぞ!」
とゾクゾクするわけであります。

じつは、私メの老母も、大病した際に、この「魂入り小箱」を用いました。
私メに逆らったとき、
「魂入り小箱を開けてもイイのだな」
心に呟いたりするのでございます。