2021
09.16

そろそろ奇門遁甲中等科、高等科の準備をしてもイイ時期ではないかと思ったりしております。

高等科では、お待ちかねの「造作法」を論じることになりますです。
そのためには四柱推命の基本はぜったいに必要なのでございます。

なぜなら、
造作法の資材というものが、五つありまして、
曲直材
炎上材
稼穡材
縦革材
潤下材
が、ソレなのでございます。
この名称はそのまま、四柱推命の外格である一行得奇格の五種類の名称と重なることは、講義にお出になった方には、
「おお、記憶にある」
と思い当たることでございましょう。

炎上材とは、五行でいう火行に該当することも、受講した方にはピンとくるはずであります。

けれど、その火行が、造作法では、鳥を意味することまでは言われなければ「?」ではありますまいか。
鳥の羽根を用いるのであります。

これら五行は、それぞれに効果の速遅、強緩などで使い分けるのであり、また鳥の羽根であれば、その色によって使い方がありますです。色分けは八門によって決定されることも、いままでの講義で雑談風に漏らした覚えがございます。

つまり資材は極めて重要。

呪符なども同様で、書き方や呪文の唱え方はくどくどと書いている書がほとんどですが、仕掛けについては空白のまま。ですから効くわけがないのであります。
奇門遁甲「造作法」も同様であります。

四柱推命によって自分の喜神を知り、大運を知り、造作に耐えられる命であるかを見極めることで、はじめて奇門遁甲造作法を使いこなせるのでございます。

ですから、現在のところ、奇門遁甲高等科については、奇門遁甲初等科はもとより、四柱推命初等科までは受講されていることが受講資格になろうかと考えておるのであります。

『みだりに教授するなかれ』
でも、ございますゆえ。