2021
10.01

どーしてしまったんだろー?
死んだ家を、たまに見かけます。

各地にかならず存在しております。
取り壊されもせず、見捨てられたままのお家でございます。

この家も、雑草の生え方の具合から、ずいぶんと放置されたままになっているのであります。

生物に寿命があるよーに、家にも命があるとみると、いろいろと謎みたいなことが解けてくるかもしれませんです。

住人の運気と、家の盛衰が釣り合えばイイのでございます。

この廃屋に、たとえば生活保護の老人が住まいすればどーなるか。
ゴミ屋敷になるかもしれませんが、当該生活保護老人は生き生きしてくるのではあるまいか。

また中学生あたりの伸び盛りが住めばどーなるか.
盆栽で樹木を味のあるよーに早く老いさせるためには、小さな鉢に針金をグルグル巻いて無理矢理に押し込むことによって、その盆栽の木はまるで老木のような味になるとか。
つまり思春期の青少年は、この家に住むことで、15、16歳くらいなのに、この世を悟ったよーな、白け切った人間になるはずであります。

引っ越しというものは、そういう自分の運気と、現在の家のバランスを考えることも、きわめて重要なのでございます。

では、私メが、この家に住めば…。
ちとゾッと致しますです。
問題を背負ったお女性と爛れ切った生活、角度を変えれば、薄暗い背徳生活には魅力的な手ごろな住処と申せますでしょー。