10.04
大切にしていた樹木の植え替えに失敗してしまい、枯らしてしまったのでありました。
放置していましたら、
「このままかい?」
まるで訴えるように、そのあたりから左足の甲に痺れを覚えたのでありました。
それが7月の後半でございました。
バカな五輪が開催され、中国人が元凶である新型肺炎の感染者が爆発的に増大した頃のことであります。
脚の痺れは付け根まで達し、クルマの運転にも支障が生じたのでございます。
日干、戊生まれのためでありましょーか、私メは痛みも、体調の悪さも、極限まで我慢するたちであります。
痛みだけでなく、金欠の場合も、怒りも、不安も、すべて隠しおおすのであります。
平気を装うのでございます。
それが同じ土行でも己日生まれは違います。
己日生まれのお方は、すぐに悲鳴を上げ、ちょっとでも体調がすぐれないと病院に行くはずであります。
まぁ、単純な判断でありまして、戊日でも己日でも、生まれた季節や命式の配合によって異なるのではありますが。
どちらが良いかと申しますと、それは、すぐに病院に行くお方でございます。
「どーして、もっと早く来ないのだ」
我慢しているうちに手遅れになるのが私メかもしれませんです。
講義や鑑定は辛かったのでございます。
そのうちに寝ていてもジーン、ジワジワ、シクシクと痺れて寝られなくなったのであります。
で、これはヤバイぞ、おスケベも出来なくなるのではと思い、重い腰を上げ、医師に診てもらいましたです。
「坐骨神経痛ですな」
ガーンでありました。
「老いたのか…」
しかし、薬を飲んでみましたが、さほど治癒にはなりません。
「待てよ…」
殺してしまった樹木が、ふと頭を過ぎりましたのであります。
呪いではないか。
そこで、樹木の根を洗い、虫対策をいたしまして、部屋のオブジェといたしまた。
と、どーでしょー。
翌日からとたんに脚の痺れが、もつれた毛糸のセーターを解くよーに、鎮まっていったのであります。
かるく駆け足も可能にまで回復。
小生意気な老人を蹴り倒せることも出来そーであります。
坐骨神経痛のことを知っているお方は、数名のみ。
戊日生まれのせいでしょーか。完全回復いたしましたのでご報告した次第でございます。
それにしても樹木と人体との関係は、研究してみると面白いカモでございますです。