2021
10.13

たまには原書を開くのであります。
その際に必要なのが、「支那語辞典」でございます。
日本の感覚では間違いがあるのであります。

「江湖」などと書かれていると、まるで、美しい湖か…と思い描いてしまいますですが、この解釈で進んでしまいますと、原書の意味が通じなくなるのでございます。

以前は、漢学に詳しい先輩がおりまして、「?」のところは、電話やファックスで質問したりしていました。
しかし、老齢となり、「もう目も耳もダメになった、アッチもだ」と、この辞典を私メに贈っていただき、そのご音信が絶えました。
惜しい、生きる辞典を失ってからというものは、この辞典を面倒くさいのですが、引くようにしておりますです。

四柱推命などでも、「遷移によって開運する」みたいなことが書かれており、それを、「旅行すればいいのか」とか「引っ越しなのか」と解釈してしまうと、まったく意味をなさなくなるのでございます。

市販の漢和辞典はあまりあてにできず、ネットで調べても詳しくは分かりませんです。
昔の辞典に限るのかもしれませんです。

机の前には、かよーな女体像もおきまして、老いの予防としておりますです。

オンナ女オンナ女オンナと彩ることで、頭脳は活性化するから不思議なのであります。

原書の解釈もなまなましい想像力とブレンドされ、しかと脳髄に沁み込むのでございます。

尽きるところ、男女関係から人間は離れられません。
お女性をえるために、男は勉強し、働き、お金を得、地位を獲得するのであります。
良質な男を獲得するために、お女性は装い、メイクをし、身だしなみを整えるのでございます。

世の中がいかに変化しようとも、男女関係から一歩もはみ出すことはございません。

原書が作成された時代は様々でございますが、奥に潜むものは欲とスケベ心。

それにしても、ずいぶん多くの原書を買ったものであります。
30年前の自分が信じられませんです。