2021
10.14

断易とは、不思議な占いなのであります。
誰が考案したものなのか。
いちおうは鬼谷子という学者が、周易をもとに編み出したとされてはおります。
が、そんなことを頭から信じるわけにはまいりませぬ。

十傳スクールの断易講座では、的中させるテクニックは講義しております。
しかし、「なぜ当たるのか」の講義ではございませんです。

さて、画像はお客様の了解を得たうえでのUPでございます。
就職占。

赤字をご覧ください。
△にKの文字。〇にKの文字。
Kは空亡の略でございます。
△は就職しようという会社。
〇は本人。
つまり、本人も就職しようという会社も空亡ということであります。
お互いに、「その気にならない」ということでしょうか。

また、反吟と赤字で記されております。
これは堂々巡りを繰り返すという意味。

詳しい解釈は抜きにして、「就職はいまのところ難しいぞ」というものでございます。

こんどは、或るコンサルタントの資格を持っているというので、その方面の就職はどーだろーかと占った卦であります。

自分を表す〇かK。
相手の会社を表す△がK。
またしても、双方が食い違っていることを示しておる卦なのであります。

重卦とは、内卦と外卦が同じ十二支。
下から、未・巳・卯とならび、4番目から未・巳・卯と配されておるではありませんか。
堂々巡りをあらわしているのであります。

さらに面白いのは下から2番目の巳が辰を化しているところまで同じなのであります。

「これほどハッキリ出てしまってはねぇ」
思わず笑ってしまいました。

「11月か12月まで待つしかないですよ」
就職活動するだけ自信を失い、自己嫌悪になるだけでありますから、こーいうときはバイトでもしてリラックスするしかないのでございます。

それにしても、二つの違う、同じ卦でございます。
こーいうことは、けっこうしょっちゅう発生するものなのでございます。