2021
10.29

モリオカにも、かつては料亭が盛隆をきわめた時代がございました。
それが時代の流れとともに、一軒、また一軒と姿を消し、跡地にはマンションが建設されていったのでございます。

ここは料亭ではなかったのですが、あやうく荒廃からまぬがれ、生協が管理する名所となっておりますです。

みどころは、この板間。
黒々と磨き込まれた床は、紅葉の赤や若葉の青を映しとるように中二階の仕上げとなっておりますです。

それにしても時代の流れとは恐ろしいものであります。
選挙演説がやかましくなっておりますが、どいつもこいつも「新しい政治を」と当然でもあるかのよーに、ガ鳴っておりますが、たまには
「いまの世を変えません」
と言うバカ者がいても面白いのであります。

どーせ投票などには行きませんけどね。
出刃包丁一本あれば済むのに、「選挙だと?」その神経が理解できないのであります。
なぜゴルゴ13に頼まないのだ。暴力団もいるだろーに。

とにかく古い建物は心が鎮まりますです。

別室で、お弁当を食べましたです。
驚くほどの美味。
2200円なのであります。

「ここは通うことになりそーだ」
なんとなく直感いたしました。

奇門遁甲で、丙奇の凶方位は避凶することが不可能なのは、先にも述べましたが、時代という大きなパワーに逆らうことが出来ないという深いところにある原則が効いているからなのでございます。

それでも逆らいたいのであります。