2022
02.16

長い疫病に爛れた期間が、三年目に入り、もはや2019年以前の生活には戻れないと覚悟を決めたほうがよろしいのかもしれません。

2019年以前だって快い時代ではありませんでしたから。

明けぬ夜はない、と歌詞などで慰められておりますが、ならば暮れぬ昼だってないのであります。
五輪などで、自分の生活には無関係なことにハシャギぐ時ではありませんし、やはり無関係な芸人などの醜聞に興味を持つ暇もございません。

「絆」という言葉が、いちじもてはやされましたねェ。
けれど、その絆が、こんかいは祟ったのか、絆が多いほど感染リスクが強い、まぁ皮肉のような時代にどっぷりと浸かってしまっております。

「近寄るな!」
ディスタンスでございます。

社会のタガがどこかでハズレはじめ、「へぇっー」としばし驚くよーな事件が日々、起こり始めているのは誰の目にも、それこそ一目瞭然。時代は原始へと遡行しているのでありましょーか。

たんだんと不安が足元からせりあがることにもなる予感はございます。
すでに敏感に、
「狂ってきている」
と語るお方がちらほら。

夜が近づいているのでございます。

苦しいのは恋でして、好きなお相手が感染したのなら、まだ諦めがつきますが、濃厚接触者の疑いをかけられてしまうと、逢うにも逢えない切ない日々を送ってしまうのであります。
スマホの画像でしか語り合えない。

マスク越しの恋。マスク越しのkissとかもありそうですね。

が、夜の時代が到来したと覚悟を決めれば、これはこれで楽しまなければ面白くありません。
とくに2019年以前に不幸だったお方の登場かもしれません。
「引きこもりだ」とか、「友達の出来ない奴」と揶揄された方々は、別に苦労しないというか、むしろ生きやすい時代カモです。

人生は帳尻が合うよーに出来ていることを忘れてはなりません。

幸運の条件はただひとつ。
「群衆とは、別の道を往け!」
コレだけであります。