2022
08.07

ピンボケしてしまいましたが、これが「キンタマゴ」でございます。
冷凍庫で一昼夜凍らせ、冷蔵庫に移して解凍したものでございます。

白味がデローンと剥がれまして、黄身だけが取り出されます。
黄身は固まっているために、もはや割れません。

あたかも、カラスミのよーな食感。
たちまち元気が戻るのであります。そんな気がするだけかも知れませんが。

鑑定が連続すると、身体の芯が疲労いたします。
すくない「念力」を費消するためでしょーか。
戦の落ち武者が折れた槍にすがって山道をさまよう、そんな疲労が全身を蝕むのでございます。
「キンタマゴを…」
スプーンで切り崩しながら口に入れた時の、「これで大丈夫」感は、食ったものにしか分からないかもです。

料理は、刺身など生で楽しむほかは、火などの熱を用いるものですが、冷凍庫料理はあまり聞いたことがございません。
アイスクリームはありますが、あれはお菓子類。

そーいえば、豆腐を凍らせてから、それを素材にする料理がありますが、やはり最終的に熱を利用します。

作り方はいたって簡単。
ジップロックなどに生卵を入れ、それをタッパーにしまって冷凍庫に入れるだけ。
ジップロックに入れるのは、卵が凍る時、膨張して殻が割れるからであります。
タッパーを使うのは、冷凍庫に入っているほかのモノによって卵が割れるのを防ぐためであります。

冷凍庫には12時間ほど。
コンクリートのよーにカチカチに硬くなります。
それを冷蔵庫に移して8時間ほど。

余った白味はフライパンで焼いたり、ハンドミキサーでふわふわにしたりと自在でございます。

キンタマゴ、キンタマゴと唱えていただくと、ご利益がありそーであります。