2022
10.24

東洋占術の多くは干支という虚星を用いますです。
わざわざ実星の動きを調べなくても、机上で運勢を見ることが可能でございます。
もっとも、西洋占星術を専門とする占い師も、天文歴で鑑定をしていますから、実星観測は無用かもしれませんです。

しかし、やはり虚星にしろ実星にしろ、天体を実際に観察することは、無用であるからこそ、必要なのだと、最近になって感じるのでございます。

たとえば、オリオン座は、冬の星座として有名でございます。
が、夏だってオリオン座が見えるのでございます。

夏の夜更けに、冬の大三角が輝いているのでございます。

こういうことは、実際に体験しないと分かりません。

以前、ブログにも書きましたが、モリオカの実家のガレージに「星見台」を作ろうかの話題を上げましたが、いよいよ、その完成がまじかになったのであります。

近所では、
「こんどは、なにしてらえん?」
と囁かれていることでございましょう。
「おかしげなことをする人だおん」
とか、
「無駄なことばかりにお金使うおんな」
などと。

占いでも無用なこと。実生活でも無駄なこと。

しかし、もういちど申しますです。

無用なことだからこそ、必要なのだと。
どーせいずれは死ぬのに、日々、飯を食っているではございませんか。