2023
02.26

占いを、「一種の統計学ですよね」とおっしゃる方がおりますが、めんどうなので「そうですか」とあいまいに返すことにしております。

しかし、統計学ではございません。
統計学を、なら、ご存じなのですか? と心の中では申しておりますが。

占いは、一子相伝が前提であります。
統計学のよーな学際性をもちませんです。
研究を発表して、多くの人たちと知識を共有し、さらに高めることを目的としておりません。

占いは、五行思想などにもとづき、人間を自然の一つだとみなし、五行の偏りなどによって行動や思考の傾向を推理するところにあるのであります。

ですから、奇門遁甲の造作は、科学が常識の世の中から見ればケッタイな分野かもしれません。

求安(病気や禍を防ぐ意味)の造作の秘伝書の中に、
『稲草切砕宜多而浅』の一文がございます。
病気を防ぐ場合、あるいは病気になった場合、または医者にかかる場合には、それぞれ使用する格局や盤に違いはありますが、「ワラを用いよ」という意味が記されているのであります。

都会では「ワラと言われても…」と困り、ネットなどで注文することになるのでありますが、モリオカなど地方都市では産直などで、ワラがこうして売られているのであります。
これなど使って治病に効果があるなども非常識の極みと嗤われることでありましょー。
「ワラで病気が治るなら苦労はしない」と。

しかし、学生時代の級友に医者になった者たちが何人かいまして、飲み会などで、「治るはずの人が死に、助からないと診断した人が治ってピンピンしている」妙に話が盛り上がることがございます。
「不思議だ…」
生年月日を聞きますと、占いではの結果。
「その人の病気は半年後に再発するかもね」
など見えてくるのであります。

まぁいいか。
ワラを見つけたのであります。

おっとと、言っておきますが、四柱推命で命式上、戊や己が忌神のお方は使えませんのでご注意くださいまし。