2023
03.11

東日本大震災から12年。
みなさまは、そのとき、どこでどーしていたのでありましょーか。
運を見るときに役立ちますです。

運の悪い方は、被災地に出張や旅行ででかけられ、そこで被災した方々でありましょー。
逆に、前日に、震災地から遠く離れた場所に、偶然に旅行したという方もございます。

私メは、神楽坂の事務所で印刷機が部屋のなかを動き出すのを手で押さえておりました。
確定申告の書類をもらいに神田にある会計事務所に行く予定があったのであります。

電車がストップしていましたから、徒歩で。
一流企業の社員はヘルメット姿で表に集まっていましたし、中小企業の社員は無帽。
余震があり、西空には不気味な地震雲。

数日後に、私メは日本海回りの列車でモリオカに帰り、翌日には釜石に。
むごい光景でございました。
が、どうじに原始人的な限りない自由なパワーが、体に奥の知らない場所から噴き出すことを自覚いたしました。

被災地のどの住民も、瞳孔の開いた真っ黒い瞳で廃墟の町を彷徨っておりましたです。
地面は、住宅の建材が散乱し、どの建材にも釘が出ていましたから、歩行も難しいのでした。

丸焼けになった部落があるかと思うと、海水にやられて漁船が信じられないところに流されておりました。

釜石には、従弟がおるのであります。
従弟はモリオカから八か月前に引っ越したばかり。
「止めた方が良い、引っ越しは来年の四月以降が良い」
と方位によってアドバイスしたのでありましたが、別に方位を依頼されたわけでもありませんから、「勝手にすれば」と、私メもいささか無責任ではございました。
従弟は、奥さんを失くしました。
それにともない、娘はいまでも引きこもり。

凶方位というパワーを見せつけられたのでございます。

大地震は今後も発生するのであります。
渋谷周辺は100年に一度の再開発とかでオダっております。
「勝手にすれば」
であります。