2024
10.28

妹とランチを食った店の空き地に、ポニーが飼われておりました。
粗末な柵につながれ、ただ草を食むだけ。
ひとつの想念に囚われ、そこから抜け出すにも抜け出せぬ、それはもしかするととやわせかもしれぬし、不幸せかもしれません。

空亡という二文字が、そのとき頭の中に浮かびました。
もっぱら断易で空亡を講義しておりますが、四柱推命でも「空亡の解」というものがございます。
しかし、空亡を悪くとらえるケースがほとんどです。
天中殺とかのおどろおどろしい名称をつけられ空亡はまさに悪い運命の象徴でもあるかもよーに。

でも、空亡は良い働きもするのであります。
忌神が空亡なら、その悪さは軽減されるというよーに。
また空亡が、年支、月支、時支のどこにあるかによっても、その作用はことなりますです。
半空とか解空、互換空亡、彼我空亡もございます。
十二運とのからみもございます。

と、だんだんと面倒くさくなりますが、言えるのは、空亡は吉凶両面があるということであります。

四柱推命で、空亡の役割は、断易に比べると、それほどの重要度は高くございません。
十傳スクールの調候用神法の講義でも空亡は扱いません。

とは、言いつつも、空亡を気にする方々はいるのは当然かもしれません。

毎年、Xmasセミナーで、占いの講義をしていますが、今年は、この空亡を扱っても悪くないかもしれないと思うのでありました。

そのときボニーちゃんも、こちらを「んだ」というよーに振り向きました。