2025
04.26
04.26
50年以上も昔の母からの手紙が出て参りました。
学生だった私メに宛てた手紙であります。
一人息子を都会に出した母親の心配する心が吐露されておるのであります。
なかでも「女の人をなかせるようなつきあいは…」という文章は、私メをまったく信用していない出来事が、母親の中では生きているのかと思ったのであります。
「悪い女の人には気を付けること」
とは書かれていないのであります。
私メがお女性を傷つける悪者だという下地が、母親の心に底に沈んでいるのでありましょー。
50年という時を越えて手紙を読み返しますと、手紙の背景が見えたりするのでありました。
その背景をここでUPするつもりはございません。
自分はつきあったお女性の運命をゆがめただろうか。
男女とはそーいうものではなかろうか。
私メの名をよぶ、お女性たちの声が虫の音のよーに共鳴しあって聞こえてくるよーな気がいたします。
良い時代だった。
母親の手紙から、その背後の妹の恋の数々をも透けて見えてくるのでした。