2025
04.28

恋愛鑑定をするとき、もっとも重視するのは、二人の恋愛の温度差であります。

ふたりが相手を求めていたとしても、かならずしも恋が持続するとは限りません。

それは、おたがいの恋に対する重要度の違いに原因があるのであります。

ふりかえれば私メも若い頃は、彼女を独占できるなら10代のすべての幸運を犠牲にしてもかまわないと思ったことを思い出します。
それが、だんだんと恋よりも仕事に対する重要度にシフトしてきて、相手との約束も仕事のために断ることが多くなったように記憶しております。

「好きだ」という気持ちには変わりはなく、「誰よりもキミのことを」と言葉にしたとしても、それほど深くは溺れていないのであります。
が、相手はどーでしょうか。
生活のすべてを恋を中心に組み立てている場合は、「好きだ」という言葉は、すさまじいパワーを有しているのであります。

男女が反対の立場でも同じでありましょう。

愛しているならば、まいにちメールをくれてるのが当然だ。という相手に、逢えないならメールをしたとしても仕方ない。という対応。
だからと言って、相手をないがしろにしているのではございません。

独身、既婚という環境でもございません。

つまりは心の温度差であります。

断易で、自分と相手の関係が生合したり、生じられたりしていても、力量が大きく違っていれば、たとえそこに愛情が存在していたとしても、一方は、相手を暑苦しく感じるだろうし、一方は、本当の愛ではないと感じることになり、やがては亀裂へと向かうのであります。

現実の生態を、いかに占いの骨組みに落とし込むことができるか。
ここに気づかなければ、何十年も占いを齧ったとしてもボンクラ易者のままでございます。