2025
05.13

長い間の鑑定の経験で、恐いものは敵ではなく、信じていた友達であると断定することが出来るのであります。

とくに男にとっての男の友達。
どんなに固い結束があっても、仕事上では別。

いつかは裏切るのであります。
それも致命的な裏切りにあい、仕事がボロボロに崩壊するか、心のクリニックに通院するほどの痛手を被ります

「共同事業をするんです」
という鑑定のお客様がいらしたとき、「ボスは誰にしますか?」とまず聞きますです。
自分は実務に回りたいと言い出たならば、もうその時から裏切られる運命にあると断じなければなりません。

四柱推命において、身弱な時の用神として、比肩劫財がございます。
たとえば日干が乙。
その時の劫財は甲であります。
弱乙にとって甲はまさしく天の助けとなります。劫財は友達ですから、自分の弱さを補強してくれるのであります。
ところが甲は己と干合します。
乙にとっても甲にとっても、己は財。
この財と甲が干合しているということは、いずれ財を甲にかっぱわれる運命なのであります。

男にとって男の友情は、いずれ裏切られる未来しかございません。
あるいは裏切るか。