2026
06.05
06.05
記憶の中では、自分の若かりし頃の思い出は、いまの時代とさほど変わらないと思っていたのですが、画像を一目見て「これではなぁ明治維新の直後では」とションボリしてしまったのでございます。
木造のいまにも朽ちてしまいそうな橋を自転車で渡る。
ああ、まさに私メの青春の頃の頃であります。
現代っ子と呼ばれたこともございます。大正生まれのオバさんたちからは、
「若げごどぉぁ」
などと羨ましがられて調子に乗っていたのでございます。
それが20代、30代とあっと言う間に過ぎ去り、ばかりか50代は光の速度、60代にしがみつきましたが、もう帰らぬ過去であります。
年下のカギどもが世界を牛耳って! などといまは元気ですが、やがては介護目前ではないかとおののくばかりであります。
齢を嘆いてもせんないこと。
いや、私メは自分の老齢だけを憂いているのではございません。誰しも通る道。
いちまいの写真。
あの頃の、ビキニ姿のはちきれんばかりのお女性にもらい泣きをしたいのであります。
生きているのか、もはやこの世の人ではないのか。
6月は彼女の誕生月。
「わたしはオノさんより一つ下」
うそぶいて、こめかみにショートポープの煙を吹きかけられた昨日は、はるか昔になってしまいました。
「いつまでも好き」
と言われて有頂天になりましたが、もう結構でございます。いつまでもも終わりましたです。
そのお女性が18歳で生んだ娘のお齢は…。
50台?
まだ大丈夫。などと思う私メの心のいやらしさよ。
老僕の臭い溜息でございました。