2016
02.17

春の午後、歩いておりましたらミモザの花が咲いておりました。
花言葉は「秘密の恋」

秘めたる想いはドラマでは切なく美しく描かれておりますですが、実際は苦痛でしかありませぬ。
その片恋がなにかのキッカケで成就すると、こんどは、さらに苦しみがつのるものでございましょう。

結婚できない男との恋しかできないお女性がおりますです。

好きになる人がすべて既婚者。
独身の男と恋をしようにも、心が騒がないというタイプのお女性であります。
ミモザの女と私メはかってに心の中で呼んでおります。

四柱推命で見ると、こういうお女性には共通していることがあるのであります。
天干に食神傷官が複数あるのであります。
変通星観法は、むろんあまりアテにはなりませぬ。
十干の特性をブレンドしてはじめて正確性があらわれますが、ここではソレを省略させていただきますです。

食神傷官は、お女性にとっての結婚運を司る正偏官を傷つける働きをいたします。
カラクリは実に簡単。
「でも正偏官は恋愛の星でもあるから、それが壊されることは秘密の恋も出来ないことになりませんですか?」
という疑問が生じますですね。

たしかにそーであります。

じつは、正偏官が蔵干に持っていることが「ミモザの女」の条件であります。

何ごとも時間差がありますから、まず天干にあらわれている食神傷官の効果が先に出るのでございます。その後で蔵干の正偏官の効果。
恋はするけれど結婚はしたくないということにつながるというワケであります。

「じゃあ、反対に、天干に正偏官、蔵干に食神傷官が多い人は…?」
という知識欲がおこるのは当然でございましょうね。

秘密であります。

十傳スクールの四柱推命では初等科でこういうことをマスターしていただくのであります。
命式の簡単な骨組みを知り、そこから推理力や連想力を働かせ、あるいはいままでの経験を交えて肉付けをすることで、四柱推命に鼓動が脈打ち、命が吹き込まれるのでございます。

ミモザの花の下をとおりましたけれど、ミモザの花は匂いませぬ。

風のせいなのでしょうか。

快楽に目覚める前のお女性のように、花をふさふさに開かせながら、男にもみほぐされる前の肉体。
やがて、すこしずつ痙攣し、手なずけられ、吸われ、粘膜ごとかき乱されるうちに、匂いがむせびあがってくるのでありましょうか。
男の手のひらでお尻を根元から剥かれる悦び。
やっとkissしてくれた男のきめの荒い、それでいてなめらかな舌を吸い込むと、ふいに脳髄がまっしろに漂白されていく恍惚感。
意識の遠くで、誰よりも自分を愛してくれている恋人のしずかな笑顔が浮かんでも、フェイドアウトされ、大きな痙攣に耐えるためにつかまるもの、たとえばシーツを掴んでしまうのでありましょうか。自分を汚していく憎い男。憎くて憎くてたまらないのに、しがみつき優しく愛撫してやりたくなる男。快楽に目覚めさせてくれた男。
花は香りたってこそ花でございます。

エロが復活してしまったよーであります。
ミモザの春のせいでしょうね。

  1. 小野先生

    指輪作成ありがとうございました
    小指にぴったりです
    これは願いをこめればいんでしょうか?
    付けてるだけでも効果ありそうですね
    内側に文字が掘ってありますが
    なんて読むんですか?
    心込めてくださりありがとうございました
    大切にします

    ●十傳より→よーく、ご覧くださいまし。あなた殿のお名前が彫られておるのであります。

  2. 「ミモザ」 の名は知っていましたが、この花がそうなのですね
    こちらでは あまり見かけない花です
    「ミモザの香り」 遠い昔にこの言葉を聞いたような微かな記憶があります
    選んでいるわけではなく、好きになった相手が たまたま 既婚者だった
    よくある話です
    私は子供のころから 「助けて欲しい、守って欲しい」 という想いが強かったせいか
    年上の男性に魅かれる傾向がありました
    それが 一度だけ、一つ 二つ 上の男性を好きになった事があります
    私が20歳位、相手の男性も私に好意以上のものを持ってくれ
    数日後、その男性は東京の自宅へ帰らねばならなくなり
    「必ず戻って来るから待っていてね」と
    ところが、ある事情があり、二度と会う事が出来なくなってしまい
    やっぱり神様は 「おまえは幸せになってはいけない」 と言っているんだと
    その時、とても悲しい思いをしました
    不思議ですね、今では その男性の 顔も名前も覚えていません
    でも、相手が 既婚者である ない に係らず、人を好きになるというのは
    素敵ですね
    好きな人が 健康でありますように、裕福でありますように、幸せでありますように
    心から願っています
    今回の先生のブログの内容とは ズレたコメントになってしまいましたが

      ●十傳より→愛しすぎると、死んでくれた方が楽になるのに…と思ったりいたしますが。

  3. ミモザのお話、面白かったです。リースなんかしても素敵な可愛らしい花ですが、そんな花言葉葉だったのですね。私はたまに刺繍をするのですが、
    最近売れっ子になっておられる
    大好きな刺繍作家さんの好きな花がミモザだそうで
    この花をモチーフにした作品を紹介した本をだされています。素敵な作品ばかりでどれもこれも作ってみたいと迷わせる本をだされているのですが、
    暦も春だし、さて何を作ろう..と考えていたところで小野先生のブログ拝見しました。
    書かれていたことに、思いはせながら 刺繍をするのもなんだかいいかも・・。と。
    次はミモザモチーフに決めました。

      ●十傳より→私メにとってミモザとパリが一本の糸で結ばれているような妄想に駆られるのであります。

  4. フランスでは春を告げる花なんだそうですね。日本で言うと桜や梅みたいな・・。
    自分で育ててみたい花の一つです。先生のお話でまた一つ印象深くなりました。
    若いときは春があまり好きではありませんでした。
    出会いと別れが多いこの季節が煩わしいとおもったのかも・・
    でも年齢重ねるとそれがだんだん減ってきたようで暖かくなってくると
    若かりし日ならではの華やかな出会いや別れを思い出してなんだか
    くすぐったい気分です。
    先生は何かしらフランスに素敵な想い出でもあるのかしら・・
    なんて・私は私で妄想してしまいました。
    そうだ、先日NHKで南仏でミモザを育てている方のお話を見たことおもいだしました。
    一度住んでみたいなと私も妄想してたんだっけ・・。

    ●十傳より→パリは帰国して半年してから、よーやく、佳い街だったと思い出しましたです。

  5. 小野先生

    ほんとに掘ってありましたすまみません
    掘って頂きありがとうございます
    きっと願いが叶うとしんじて
    毎日付けてます(*^^*)

      ●十傳より→ホミてくれてありがとーございますです。

  6. お世話になっております。
    昨夜は3時まで、神楽坂のバーで海外出張される方の壮行会に呼ばれていきました。四柱推命をみることになってまして、先日早速学んだスイスイ進学できる格がでまして、いろいろお伝えしますと喜んでいただけました。まだまだ四柱推命初等科、始まったばかりですがパワフルです。今の私だと分からないところは紫微斗数を少しできるので補完してますが、四柱推命は命占の王者ですね。明日は授業ですね。仕事から離れ楽しいひと時を楽しみにしております。引き続きよろしくお願いします。

      ●十傳より→他の占いを併用しても悪くありませぬが、ひとつの占いをトコトン究めるのもイイものでありますです。