08.03
昨日も、そうでありました。
「店長が赤字なので、もうイヤになりました!」
とオーナーに連絡があったとか。
そのオナーからの電話での、ご質問でありました。
「どー処遇したらいいのでしょう」と。すこし困ってピリピリしたご様子。
で、出たのが漸→剥でございました。
分かりませんでした。
応爻を店長として、卯の官鬼が付され…。解釈が続かないのでありました。
こういう時は、しばらく間を空けて卦を離れることが肝心。
階下に降り、換気扇の下で煙草をば、ぷかり。
「!」
と気づいたのは、その直後。
煙草をもみ消し、足を階段にぶつけつつ自室に。
「そうか、基本に戻ることを忘れていた」
店長は、オーナー側から見れば使用人なのだから、用神は妻財でございます。
子の妻財は五爻に伏し空亡。これが店長。空亡していますから、もう頑張りが効かなくなっております。日月からの助けもなし。
五爻の巳の父母が店。それが子の妻財を化出。
その五爻の巳は世爻の申子孫と合。合住しております。
ここで下手に店長をクビにすることは得策ではありませぬ。
聞けば店長は三十才あたり。
おそらく友達や家族に「オラ、店長なんだじぇ」と若さからの自慢を吹聴しているはずであります。店を辞めたいというのはオーナーへの甘えで「あなたほどの人は他にいないのだから。お願いだからもう少し頑張って!」なんて慰めて欲しいのであります。
これは申―子ー辰の三合の「情」から読み取れるのでございます。
ここは懐柔することが大切であります。
しかし漸という帰魂卦ですし、合住が解ける亥月には辞めるわけですから、次の店長候補を決めておくことが大事、というワケであります。
このよーに、用神を確定させることで、断易の読みはスムーズに参ります。
「自分には才能がない」と諦めるのではなく、用神を変えてみるだけで、「おおっ!」と見えてくるものでございます。
間違いやすいのは、「断易の用神の取り方」なんて本に頼ってしまうこと。理屈ばかりで、かえって迷います。
基本に立ち戻り、しかし縦横無碍に出た卦を見つめて用神を決定することが、断易を使いこなす訓練になるのであります。
十傳先生
先生にも「分からない」と思う瞬間があるのですね。
変な話しですが…安心しました f^_^;)
ただ先生はその後に「!」と気づかれるけど
私は「???」のまま。
この卦は間違ってる…と立てた卦のせいにしてしまう有り様。
神戸での断易の講義が楽しみです(*^_^*)
●十傳より→神戸の断易スクールの受講予定の皆様には、やがてお知らせのメールが届くことでありましょう。
どの仕事もそうなのですが
特に先生のお仕事は、占いをしながら 占いを学び
その中で見えなかったものを発見するのですね
本日は朝から ムワッ とするくらい暑いです
どうか 以前のように暑さで体調を崩されませんよう
お気を付け下さい
●十傳より→一日中、占い浸りの毎日であります。
伏していても用神として取って良いのですね!
どうしても表に出ている爻から用神を取ろうとしてしまいます。先生の講義を聞いている時はうんうんと納得して聞いているのに、いざ自分でやろうとするとダメダメです(; ^ω^)
●十傳より→用神不現ってヤツでありますね。病気を占って、官鬼と子孫が伏している時は…って思い出しましたか。
あぁ、ダメだ、初等科をもう一回やろうかな・・・
●十傳より→一回とは言わず、何回でもどーぞ。