2021
06.09

突然に仕事があるのは悪いものではありません。

横須賀に行って参りました。
数年ぶりであります。
そして、鎌倉の海を道を走るのも久しぶり。
けっこう混みあうので、いつもは避けておるのであります。

やはり、風景を眺めて追突した車が三台。
「バカめ」
時間をくいましたです。

潮風でかすむ海は、もはや夏の海でありました。

鎌倉を抜け、横須賀までの一般道を選び、いくつかの隧道を潜り抜け、
「いやいや、時間ピッタリでした」
「待ってました!」

仕事をなんとかクリアし、ふたたび134を通りました。
距離は近いのですが、鎌倉を抜ける道が少ないので、予想の三倍は時間を要するのでございます。

カップルとかが海岸をそぞろ歩いてイイ感じでありました。

「ちきしょう! もういちど、ああいうことをしてみたいものだ」
のろのろ速度で、音楽のボリュームを上げるのでありました。

毎年思うのでありますが、海辺には恋が輝いておりますが、それは去年の恋ではないのであります。
恋という時が、海辺にベールを張って、各人に一生に一度の思い出に色を添えてくれているのだろうと。
それは山にはなく、神社仏閣にはもちろんございません。
比肩するとすれば、冬のゲレンデくらいなもの。

しかし、いまは夏。
風は透き通り、頭上を旋回する数羽のトンビが、ハンドルを握る私メの手の甲に影を落としては過ぎ去っていくのでございました。

  1. 潮風を浴びながら砂浜を愛する人と歩く
    素敵ですね
    ささやかなモノの中に幸せがあるものなのでしょうね

    ●十傳より→でしょーか。