10.12
昨日までの関東は、四柱推命的にいえば、まさに秋の火炎土燥。
秋であるにも関わらず、夏のような気候を、火炎土躁と申しますです。
大地はからからに乾き、なにも生まない無毛の大地となり、頑固で意固地で、やがては孤独になるという運命。
けれど、秋の火炎土躁は、やがて11月という冬を前にしていますから、すこしは気が楽であります。
その雨が、関東を冷え冷えとしておるのでございます。
つつんで、つつまれる恋の季節。
窓ガラスは冷気で曇り、ワインの赤は男女の魂に溶け込むことでございましょう。
クローゼットから、埃だらけの電気ストーブをひきづりだそうかと迷ったりする秋なのであります。
秋はまた、なべ物の季節でもございます。
瞳を潤ませながら魚介類のお味にニッコリ。
私メとしましては、これから12月の下旬までが、最高の、待ちに待った日々。
草は刈れ、花は凍え、お女性たちが色めき、男どもは渋めくのであります。
最近は恋愛相談は減ってきている私メでありますが、それでも秋になると、
「彼との関係を」
から始まって、
「ヤバイ恋にハマって…」
ショーがねぇなぁ、の恋の数々の依頼が舞い込むのでございます。
また、秋はそれだけではございませんです。
老人のボケが顕著になるのでございます。
夏至から冬至にかけての陰遁の期間は、普通でも視力が弱まったり判断能力が衰えたりしますが、ご老体は目に見えて、
「お気をつけて」
の方々が軒並みなのでございます。
それでも色恋だけは別物とみえて、「男が欲しい~!」「女ともういちどヤリたい~!」のお声も多いのであります。
分かるわかる。
骨身に染みて分かるのでございます。
「みっともなくてもイイではありませんか。ボヤボヤシテいると寝たきり老人になりますぞ」
そう言って、お客様を見送る寂寥感。
ああ、あと何回の、この最高の季節を愉しめるのか…。
小野十傳先生・令和風モダニズムの最先端!の十傳先生なら、フェルト製センタークリースハット、マフラー渋巻き、長めのチェスターコートかトレンチコートに・革手袋!にミドル丈のブーツなど、今時風な大正浪漫が似合いそうですね!
自分も、昭和レトロチックから某アーティストの曲の大正浪漫の様に約100年前のモダンボーイ風に、チェスターコートかトレンチコートにフェルト製ダービーハットの下にバンダナ巻いて、衿元はネックウオーマーにスヌードを掛けまして、毛糸の手袋!寒すぎる時は、帽子がニットキャップで、更に、背中と腹に貼るカイロに足元はティンバーランドのミドルですね!!
●十傳より→ステージ衣装なのでは…。
川田順とか言う歌人が、68歳の時、弟子と駆け落ちし
墓場に近き老いらくの恋は怖るる何ものも無しと
詠んだ事から老いらくの恋と言う言葉がうまれたとそうですね。
まぁ、骨壷に収まるまで、色恋の欲は治らない元気な老人が増えてるようですからね。
紀州のドンみたいに最後、若い女に命取られない様に程々にですね。
●十傳より→紀州のドンで、もう十分であります。