2021
10.19

姓名判断では、もっぱら画数を重んじておることは、周知の事実でございます。
「一」なら一画。
「田」なら五画。
このよーに数えることに、なんら不思議を感じず用いているのでございます。

姓名判断による画数は、じつは日本独自によるものでして、その歴史も浅いのであります。
もともとは漢字の意味を重視しておりました。

命名でも、四柱推命で、土行があれば幸運になるという命式であれば、名前に「佳」などを付けたのであります。「佳」は土が二つ隠れているからであります。

明治時代に、戸籍の関係で、百姓でも苗字を持つように定められ、そこの目を付けたのが、熊崎健翁という占い師。
そこから画数占いが始まったよーであります。
出鱈目といえば出鱈目。
しかし、占いは、パクリか出鱈目なのであります。
言い方を変えれば、「相伝」か「オリジナル」ということになりますが。

では画数は何か。
画数ではなく角数と呼ぶのが本当のところであります。

画像の、1から4まで、もともとはこういう書き方であります。
そして赤い半円の数が、角数。

5と6と8も、もともとの形に戻しまして、角を数えますと、5、6、8と現れるのであります。

そして角がないのがゼロ。0となるのであります。

「7と9は?」
それはご自分でお考えを。

こういうことを考えていきますと、10月はどーしてoctoberなのか。
ラテン語というかイタリア語では、ottobreが10月であります。
が、10の数はdieciでございます。
ところが8をottoと書きますです。

つまり10月は、じつは8月ではないかという名残にぶつかるのでございます。
ちなみに7はイタリア語でsette。9月はsettembre。
9はnove。11月がnovembre。

これら2ケ月のズレに、西洋占星術の成立時期の謎が隠されているよーに感じたりいたしますです。
つまり地軸などのズレでしょーか。
北極星も、二六〇〇〇年周期で歳差運動によって地球から見れば動いているのであります。それらを計算していくと、72の数を大切にするゾロアスターなどが浮上したりして、面白いというかバカバカしくなってくるのでございますです。

じつはいま、命名の依頼をいくつかいただいておりまして、頭が狂いかけておるのであります。

12 comments

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  1. 唯一神(ゆいか)さん
    主人公(ひーろー)さん
    黄熊(ぷぅ)さん
    九珠(くず)さん
    愛歩(あほ)さん

    実在なさっているようです

    神生理(かおり)さん
    妃仁(ひにん)さん
    万華(まんげ)さん

    自分のまわりにはいませんが…

    ●十傳より→ばか親ですね。

  2. このような話を聞くのが本当に楽しいです。

    スペイン語でも8はochoですね。
    先生はきっとご存じでしょうが、英語のJuly、August、はユリウス・カエサルとアウグストスが元となったとよく聞きます。これがJuneとSeptemberの間に入り込んでいるっぽいんですよね。
    ユリウス暦というやつもありましたし、あの時代はキリストの誕生と近くて何だかミステリアスな空気を感じます…

    しかし、外国人はよく自分の名前を何にでもつけますよね。単位とか。
    1オーノとか1トデンとか、占い界隈で聞こえてきたとしたら…それは何を表すのだろうかと、妄想しますです。

      ●十傳より→しかしながら英語と中国語と朝鮮語の響きはイライラしますですね。

  3.  小野十傳先生・まるで占い世界遺産ですね!
    絶対そこまで知り尽くし考え抜く占い師さんはまずほかに居ません。
    認知症なんてまず有り得ませんね!!

      ●十傳より→発狂はいたします。

  4. 最近の名付け事典とか見ると、
    私も時代遅れの人間だなと感じます。
    逆に、素敵だなという名前もありますね。

    キラキラ全盛期に
    保育園でお手伝いをしたことがありますが、
    毎日名前を呼んでお世話している子なのに、

    いざ、漢字で書かれた名簿一覧を渡されると
    ほとんど読めず、誰が誰だか全く
    分からなくてア然とした経験があります。

    たまに昭和を感じる読みやすい名前が
    あっても安心はできません。
    通常では絶対に読まない
    読み方をあててあったりして
    キラキラ以上に厄介なのでした。

      ●十傳より→漫画ばかりで漫画脳になったバカ親が増えているのであります。漫画中止令を発令しなければ。

  5. 数の不思議、文字の不思議。
    どちらも古代の人達が生み出したものですが生み出す過程でさまざまな知恵が
    含まれているのですね。
    姓名判断の講座も開催して頂きたいですが更に先生がお忙しくなってしまいそうで。
    でも、開催して頂きたいです。

      ●十傳より→何年か前にやりましたです。

  6. 姓名判断で良くても、その通りの人生ではなかった。
    四柱推命、算命学でも良いと言われたが、何一つ
    全くその良いと言われた通りの人生ではなかった。
    本物を見極める占い師さんに、巡り会うことの大切さを痛感します。

      ●十傳より→希望する道と運命の道とは異なるのでありましょー。

  7. 東洋の占術にはあまり詳しくないのですが、空亡とも関係あるかもしれないと思いました。
    神秘主義的な占星術の話では、サインの数はもともと10でよいらしく、2個はあまりなのだと言っていました。スーフィズムやエニアグラムと関係があるみたいな話でしたが。

    プラトン年などの話もなかなか素人には難しいですが、インド占星術の春分点と現在の春分点と比較すると、西洋占星術の成立時期がわかるのかもしれません。

    ●十傳より→玉ねぎの皮むきみたいな結末でございましょーか。

  8. 四柱推命の結果が、自分の過ごしてきた内容と異なるのは、運命に抗って生きてきた結果、自分の自堕落な生活の結果の他、四柱推命の判定がいい加減であるとの理由でしょうか。
    なので、自分で出せるように四柱推命を勉強するのは必然なのでしょうか。

    ●十傳より→命式は一つのサインであります。成功するためにも、失敗を回避するためにも、参考としなければならない古代から伝えられたサインの解読方法であります。

  9. 占いの結果を素直に受入れれば幸せになるのだろうか。
    それとも、結果を考慮して過ごすことが幸せになるのだろうか。
    難しい問題ですね。

      ●十傳より→不幸になるという判断をそのまま受け入れてしまえば、占いの存在価値はありませんです。

    • すみません、気付きませんでした。
      確かに不幸になる結果も出ますね。
      幸せになることしか考えていませんでした。

        ●十傳より→であります。

  10. アラビア数字の角の話は、自分でいろいろ考えたのですが、結局わからなかったので、
    ネットで調べたらすぐに出てきました。
    アラビア数字はもともと角が何個あるかを示した記号だったなんて、知りませんでした。

    それにしても7と9を別に扱って、「2」を引き出して、そこから月の話になっているのが、流れとしてどういう意味があるんだろうか、と思いました。
    7と9だけ書き方が今と違うというような話なんでしょうか。

    ●十傳より→ネットは便利ですね。

    • インターネットの使い方も一つの技能であり、才能かなと感じます。
      調べ方などが悪いとゴミのような結果しか出ませんので。

        ●十傳より→私メもネットは不案内であります。