04.30
先日、自転車で鎌倉にきたとき、長谷通りの、このうなぎ屋に寄ったのでありました。
界隈では有名な老舗であります。
よく小説だのマンガなど、作中に扱われたりしておりましたですねぇ。
ためか一般の食いもの紹介雑誌には載っておらず、女将のプライドだったのでありましょうか。
が、代がわりいたしまして、最近では雑誌でちょくちょく見かけるようになって複雑な気持ちをいだいておりました。
暖簾をくぐると、以前のようなやさしいお婆ちゃん女将はもうおりません。
イライラしたような女が、
「うなぎなら、40分から50分かかりますからね」
こうでありました。
この店は、井戸でウナギを飼っていまして、すぐ前が鎌倉の海でありますから、塩気のある水で、ウナギの身がやわらかくなるのであります。そして注文を受けてからさばくので時間がかかるのであります。
それがまた店のウリでありました。
待ちながらウナギの肝のつくだになどを肴におちょうしを傾けるのであります。
やっと出来てきました。
さくっと箸にもってひとくち…。
美味い…というはずでありました。
が、どこか違うのであります。
かすかに泥臭いのであります。タレが薄いのであります。身が柔らかすぎるのであります。
美味いには美味いのですが、本当の美味さではございませんでした。
「オノくんは本当は冷たい人だよね」
という声が、心に蘇ってきたのでありました。
このうなぎ屋は、値段が高いこともありますが、私には特別な店であったのです。ここに来さえすれば美味いうな重が食えるという安心感に似た気持ちであります。
それがガラガラと崩れたのでありました。
最初にあまりにも高レベルの評価をつけすぎた悲劇でありましょうか。
かっこいい相手が、付き合っているうちに、ちょっとしたミスで評価が下がるのと同じようなものであります。
「あなたのそういうところは見たくなかったわ」
なんいいわれるのと似ておりますです。
初対面ではややお下品にふるまっていた方が、その後、プラスに加算されますゆえ、なにかと便利なのであります。
それにしても、店をひとつ失ったのは悲しいことなのでありました。
十傳さんはウナギがお好きなんですね。
実際に本や雑誌に掲載されてある場所に行くと、期待とは裏腹に拍子抜けす場合もありますですね。
評判を聞かずに勘で行った場所は百パーセントいい所です。
昨日のウイリアム王子の結婚式は同級生同士の所帯感ある雰囲気に感じました。
昔はグレースケリーやダイアナ妃のような会って三度目で結婚するような新郎新婦の初々しさがありましたね。
キャサリン妃はやぎ座なのでシンプルなクラシカルのドレスが知的な美しさでした。
玉の輿といえば、ダイアナ妃のような獅子座の華やかさ、博愛主義の魚座が占められていましたが、
キャサリン妃のやぎ座特有の試練を乗り越えたような凛とした美しさは激動期の現代にふさわしい王妃のように感じました。
●十傳より→私には英国の結婚式よりウナギであります。
追伸・チャールズ皇太子の有機農法のダッチーオリジナルオーガニッククッキーが大好きです!
子供の頃、母が購読していた園芸雑誌「ビズ」にガーデニングをして土にまみれた長靴を履いているチャールズ皇太子が表紙に
飾られていました。ドングリのような紋章が付いたご子息のための公園や、素朴な庭園や皇太子の愛犬、ジャックラッセルテリアなどなどダイアナ妃がとても羨ましい!と感じたものでした。
チャールズ皇太子はイングリシュガーデニング界のキングです!
しかもダッチーオリジナルクッキーの工場の社員さんの帽子は白衣の中折り帽なんですよ!さすが紳士の国です。
●百傳より→赤鼻オヤジの国でもござそうろう。霜にあたった赤唐辛子をみるたびに英国の老紳士を連想するのでござるよ。
英国は北にあるために植物が育ちにくいのであります。英国式庭園が、日本では荒れ放題の庭園に見えるのは、できるだけ植物を大切にしたいという風土的な思想なのでこざる。一方日本では植物は豊富にあり申すが、岩や石などの方が価値としてまさっており申す。和の庭園が、岩を美しく引き立てるため植物を配置しているのは、やはりそういう日本の風土的思想といえるのでござそうろう。
恋に恋する人って、勝手に妄想を膨らませて恋する人を脳内で理想像に作り変えちゃって、現実を直視した(脳内の理想の恋人が崩壊させられた)途端にショックを受けて、恋する人を傷つける言葉を吐き出している事にも気付かずに、猛然と(時に弱々しく)被害者面する。こういう人って本当にハタ迷惑! 言わせていただけるならば、「お願いですから、ずぅーっと一人エッチしていて下さいませ」って感じ。
男の人を誘ってお酒を飲みに行ったの。
お店は、あたしが選んだ小汚い焼き鳥屋さん。
ラグジュアリー系は味覚がどっかとんでいっちゃうしなぁ…、気楽なのがいいなぁ、と思ってそこを選んだの。
そこで生まれて初めて体験しちゃった!
その人、焼き鳥を串から丁寧に外してくれたの。
一瞬、嬉しくって照れ臭くって喜んだわ。
だけど、直ぐに複雑な思いになった。
その行為を見守りながらその人をジィっと観察しちゃった。
串から焼き鳥を外す行為はどこからきているの?
マナー、といっても小汚い焼き鳥屋よ?
この人は普段から串から外して食べるお坊ちゃマン?
あたしに気を使っているの? あたしがそういうタイプに見えるの?
導き出した答えは、
親の教育ではない、…今まで交際した女性の躾により身についてしまった行為。
本当は串から直にグァシ!と食べたいのだろうに…
な、なんだか、かわいそって思っちゃった。
エッ? あたし? 勿論、グァシ派よ!
アレレ? このかわいそってあたしの妄想が発信源?
●十傳より→私メも串からバラバラにするタイプであります。そうすれば、ふたりで色々と食べることが可能ザンスから。もともと焼き鳥屋系というよりホルモン焼き系なのかもしれませんですね。
十傳さんの解説で「へぇーっが連発してしまいました。日本庭園は岩や石に価値があるのですね。
英国式庭園の特集の中と同時に宮沢賢治の世界の特集もガーデニング雑誌に人気でした。
「007」も、コナンドイルも、赤鼻オヤジの国は面白いですね。
最初の結婚でチャールズ皇太子は男女産み分け法も勉強されたそうです。
どうしても息子が欲しいチャールズ、ダイアナ妃は娘も望んでいたそうです。
健康な子供が授かりそうなダイアナ妃と心の癒しにはカミラ夫人・・。
農夫になりたかった赤鼻オヤジは陰の帝王なのかもですね。カミラ夫人の服装の改造や禁煙もチャールズ皇太子がが加担したそうです。
どうしても花婿より花婿の父に興味がいってしまいます。「森を見て木を見よ!」
●十傳より→ダイアナにしてやられましたな、イギリスも。この女が来日した時、日本中が狂ったようにはしゃぎまわったことをつい昨日のように覚えております。恥ずかしいのであります。みっともないのであります。
恋とは、関係ありませんが、鰻で、私は、小学生の頃ランドセルをしょいながら、鰻やさんのまえで、うなぎをさばいているのを、見て帰宅していました。鰻のさばかれる姿が、頭にこびりついてしまいまして、鰻を食べることが出来ませんでした。家族は、皆おいしそうにたべていましたが、わたしは、そんな時いつも、とんかつでした。結婚しても、私だけ別なものを、食べていました。ある時PCをおぞいていましたら、口コミで、評判のお店が、のっていまして、家族で、そこに行ってみることにしました。そこのご主人は、とても、素朴な、感じのいい方でした、お店もとても狭く、本当に家族だけで、経営しているようでした。そこは、鰻しか、あつかっていませんでしたので、私も初めて頼みました。家族の評判は、今まで食べた中で、一番おいしいかも、といっていました。私は、はじめて、口にしたのは、絶品のうなぎでした。
私は、家庭料理には、結構鰻は、身体にいいので使っていましたが、つくっても、自分は、たべたことが、なかったのです。
●十傳より→食うということは残酷なのであります。なんとか牧場の牛肉のCMも残酷でありますよ。食いモノではありませんが、ゴキブリホイホイのCMも怖いのであります。