11.28
モリオカに滞在していますと、特に過去の事ばかりが頭に浮かぶのであります。
東京にいたとしても、同じでしょーが、とくにモリオカはそーなのであります。
この建物の一階に存在していた飲み屋に、役10年間通いましたです。
しかし、それほど過去の事ではなく、つい20年前から10年間。
実家で、夜の定刻になると、体がムズムズして、
「出かけてくる」
「どこさ行くえん?」
の老母の声に、「どこでもイイ」と言い捨て、水に飢えた動物のように町に向かうのでした。
そしてグテングテンになるまで泥酔し、2時ころまでカウンターに根をはやすのでありました。
マミーを誘い、別の店に繰り出すこともしばしば。
マミーの口の悪さが災いし、客足が途絶え、ついに廃業。
「ハゲちゃん」とか「うぁー、短足が見えました」とか。
東京から移住した順子というお女性に対しては、気取るな!という意味を込めてか、「ズン子」とあだ名したり、デカいお女性には「ジャンボ」
これでは客が居つくはずがありません。
しかし、常連がおりました。
ひと癖もあるお女性たちであります。
軽い恋愛戯れもいたしましたです。たのしい偽の恋でございます。
しかし、私メにとっては貴重な店でありました。
無くなってから、どの店に行っても「ここではない」感が強く、ついには夜の町に足を向けないよーになりました。
ふと、性欲の退化した、奇妙な動悸に襲われます。寂しさと呼ぶには、もう少し生臭い胸苦しさでございます。
電話する気もないのに、そこの常連客のダイヤルを探してみたりするのでありました。
「会ったところで」
なのでございます。死んでいるかもしれないし、病気かも。
いやいや、すでにお女性ではなく、人間に進化しているに違いないのてあります。
「人間に用はない」
波止場となるような店を求めつつ、過ぎ去った声ばかりに耳を澄ますのでありました。
とうとう、本日をもって還暦となりました。会社では、おめでとうと言ってくれるお女性や若者もいれば、ボロカスに言ってくる年下の上司など様々です。お女性から激ヤセしましたねと問われると、更年期障害です(実はストレス)と笑いをとるのが関西人らしいのかな、、でも本当は奇門遁甲の初等科講義のおかげです。吉方位も凶方位も色々試したその成果がメンタルの強化になったようです。これも小野先生のおかげです。ありがとうごさいます。
●十傳より→お金で買えないのが若さでありますね。
風の森さん、おめでとうございます!
●十傳より→と、祝うしかありませんですね。
和の中さん、ありがとうごさいます。因み、嫁に言われて、赤い靴下を履いていくと、うけました。(笑)
●十傳より→おパンツも、今後、真っ赤にしてくださいまし。
私も本日、
真っ赤なショーツを履いておりました………。
●十傳より→還暦までお待ちくだされ。