2023
01.25

隠し戸があり、そこからまたクローゼットに似させたドアを開きますと、3階に通じる階段がございまして、その奥のドアの向こうに、夜の隠し部屋がございます。
その屋根裏部屋で、私メは一日の最後を、ウィスキーとともに過ごすのでございます。

「ああ、自分って排他的だなぁ」
その排他的に満足しつつ眠りにつくのでございます。

世の中は、積極的であれば良くって、開放的であれば良いという、不思議な常識が蔓延しております。
たしかに積極的でオープンな人は成功しているように見えます。
けれど、それは、その人の行動が目立つだけかもしれません。
では、消極的で閉鎖的な人はどーかというと、目立たないながら、やはり成功している人もずいぶんいるのであります。

なにをもって積極的か消極的か、開放的か閉鎖的かの基準はあいまいかもしれませんが、いきつくところは、自分の好みなのでございます。
好みでなければ、そういう型式に生まれついているのであります。

自分をマニュアル化して、消極的なのに、無理に積極的人間を演じる方法もございますが、そういう人はどこか不自然でございます。

いちばん楽な生き方が、「お金、健康、自由」を獲得する最短コースではないかと手前味噌に思っているのであります。
「お金、健康、自由」と記しますと、何億円も儲けないといけないみたいに感じますが、いえいえ、年収二百万円でも、健康と自由が釣り合っていればイイのであります。いきなり大儲けしよーと、Wワークをすると健康や自由を損なってしまいますです。
ゆっくりとお金、健康、自由の三角形の正三角形の面積を広げていけばイイのであります。

隠し部屋の天窓は、いま着雪し、室内は暗いのであります。
そこまでの排他は求めておらず、天窓を開けると夜空が見えなければ息がつまりますです。
無理に天窓を開けますと、雪がトサッと部屋にこぼれるのでございます。

  1. 素敵なプライベートルームですね。文豪家のお部屋の様
    こんなお部屋で、土用を静かに過ごせら小野先生はお幸せな方。

    私は、毎年4回の土用期間は、
    大きな買い物も
    小さな買い物も控えておりました。

    今年は、この冬の土用の真っ只中
    とうとう給湯器が27年目にして
    その一生を終えました
    新たな給湯器にせねばならなくなり
    金額交渉をしております。
    いつもならば、落ち込むところ
    大きな出費に腹を立てずに
    厄落とし、運が爆上げなんだと思う様にしました。

    金持ち前夜祭の年から、小野先生のオフィシャルサイトを読ませていただいて
    心のもっていきかたや
    感情の落とし所を少しづつ学んでます。
    身体が弱い分、どうしても落ち込みやすく
    1人でもあるが故に、気を張り詰めて強くならねばと
    自分に無理をしてましたから、この給湯器の壊れは
    良い節目となるのかもしれません。

    世の中には、今日の住まい、今日の食事にも事欠く人がいる中
    給湯器を変え直せるのですから、感謝して前を歩まねばいけませんね。

    分相応な健康、お金、自由を叶えるためにも。

    ●十傳より→20世紀の給湯器だったんですね。役目を終えて次なるヤツにバトンタッチですね。