01.25
隠し戸があり、そこからまたクローゼットに似させたドアを開きますと、3階に通じる階段がございまして、その奥のドアの向こうに、夜の隠し部屋がございます。
その屋根裏部屋で、私メは一日の最後を、ウィスキーとともに過ごすのでございます。
「ああ、自分って排他的だなぁ」
その排他的に満足しつつ眠りにつくのでございます。
世の中は、積極的であれば良くって、開放的であれば良いという、不思議な常識が蔓延しております。
たしかに積極的でオープンな人は成功しているように見えます。
けれど、それは、その人の行動が目立つだけかもしれません。
では、消極的で閉鎖的な人はどーかというと、目立たないながら、やはり成功している人もずいぶんいるのであります。
なにをもって積極的か消極的か、開放的か閉鎖的かの基準はあいまいかもしれませんが、いきつくところは、自分の好みなのでございます。
好みでなければ、そういう型式に生まれついているのであります。
自分をマニュアル化して、消極的なのに、無理に積極的人間を演じる方法もございますが、そういう人はどこか不自然でございます。
いちばん楽な生き方が、「お金、健康、自由」を獲得する最短コースではないかと手前味噌に思っているのであります。
「お金、健康、自由」と記しますと、何億円も儲けないといけないみたいに感じますが、いえいえ、年収二百万円でも、健康と自由が釣り合っていればイイのであります。いきなり大儲けしよーと、Wワークをすると健康や自由を損なってしまいますです。
ゆっくりとお金、健康、自由の三角形の正三角形の面積を広げていけばイイのであります。
隠し部屋の天窓は、いま着雪し、室内は暗いのであります。
そこまでの排他は求めておらず、天窓を開けると夜空が見えなければ息がつまりますです。
無理に天窓を開けますと、雪がトサッと部屋にこぼれるのでございます。
素敵なプライベートルームですね。文豪家のお部屋の様
こんなお部屋で、土用を静かに過ごせら小野先生はお幸せな方。
私は、毎年4回の土用期間は、
大きな買い物も
小さな買い物も控えておりました。
今年は、この冬の土用の真っ只中
とうとう給湯器が27年目にして
その一生を終えました
新たな給湯器にせねばならなくなり
金額交渉をしております。
いつもならば、落ち込むところ
大きな出費に腹を立てずに
厄落とし、運が爆上げなんだと思う様にしました。
金持ち前夜祭の年から、小野先生のオフィシャルサイトを読ませていただいて
心のもっていきかたや
感情の落とし所を少しづつ学んでます。
身体が弱い分、どうしても落ち込みやすく
1人でもあるが故に、気を張り詰めて強くならねばと
自分に無理をしてましたから、この給湯器の壊れは
良い節目となるのかもしれません。
世の中には、今日の住まい、今日の食事にも事欠く人がいる中
給湯器を変え直せるのですから、感謝して前を歩まねばいけませんね。
分相応な健康、お金、自由を叶えるためにも。
●十傳より→20世紀の給湯器だったんですね。役目を終えて次なるヤツにバトンタッチですね。