2024
07.13

やはりホラーは日本であります。
怨念というヤツが、じわじわと身を締め付けてくる恐ろしさは最高でございますから。

弱いお方が、死霊生霊となって、強い奴をどこまでも苦しめるという設定も悪くございません。

幽霊の出現は昼過ぎから、深夜の三時あたりまででしょーか。
明け方から午前中にかけては幽霊もお休みの時間帯。

しかし、私メは幽霊をシカと見たことがございません。
「シカと」と言ったのは、もしや…ということがあったからであります。

事務所が神保町の専修大学近くにあったころ。
ボロビルの屋上のペントハウスでございました。
屋上ですから、各階の空調の室外機が所狭しと設置されておりました。

ドアを開けたところを喫煙所にしており、原稿作成がひと段落しては、そこで一服。
夜の九時頃でしたか。ちょうど夏でした。
タバコをくわえてドアを開けましたら、室外機のひとつに、お女性が背をこちらに向けて座っておいででした。長い髪が夜風にあおられていました。

「おっと失礼」
いちど部屋に入り、「へんだな」こんな時間に室外機に座るお女性なんているだろうか。居たとしたら「シメタもの」と、ふたたびドアを開けました。
誰もおりませんでした。

目の錯覚だったと、その時は思いましたです。

翌日、ホントに翌日です。
お女性占い師の死の報せが飛び込んできたのであります。

いちど事務所にいらして酒を交わした占い師でした。

「おっと!」
あれは幽霊だったのかも。
しかし確証を私メは消化できませんでした。

幽霊については「信じる」「信じない」のどちらかでしょう。
でも、「いる」と断定した方が面白いし、怖くなり楽しいのであります。

  1. 幽霊はいますよね、子供の頃もおさげの黒い女の子の幽霊見てるし、昨年は、嫁さんから、又自分、男の人の幽霊を連れて帰ってきて、神棚の神様怒らしたらあかんで、と言われました。
    それで寒川神社さんの御守りを取り寄せました。

    ●十傳より→寒川さんですか!