2024
08.05

中学の同期会に誘われ、参加者を聞いて愕然としました。
「みんな死んでいる…」
コロナの四年間の間にぱたぱたと逝ってしまったよーであります。
いちおうは参加することにしましたが、これでは一次会だけで良さそーであります。

いっしょに万引きして成果を競い合った奴らもくたばっており、更衣室で制服を何枚もずたずたに引き裂き、大問題になっり警察まで引っ張ってきた事件の共犯者も死んでおり、三田さんの屋敷内に忍び込み、そこの池で鯉を釣り、見つかって逃げた仲間も、もうこの世のお方ではないのでありました。

「またオノくんか…」
と涙した担任もすでに鬼籍入り。

私メ一人が生き残っているのでございます。
まだ生存している男たちと会話しても、もともと話が合わないだけでなく共通する話題がないので、面白くございません。

昔の女子と会話することになるのですが、多くは、純な恋を捨てて良い結婚を選択した、いわば身を売ったオババ揃いであります。
かといって、良い結婚を選ばず、純な恋にしがみつき、結果、まずしい食い物をガツガツ食う生活をしたため背中に肉を蓄えたオババ。

目を閉じると良い思い出より、変な思い出が瞼のうらを駆け巡ります。

四柱推命で大運を交えた運命を眺めているよーなもの。

夏が過ぎてから夏を思い出すと、酷暑に苦しんだことなど、すっかり忘れ、楽しかった記憶しか残りませんが、私メの中学時代の想い出は、自分が嫌いで仕方なかった自己嫌悪の日々しかごさいません。
それらの負から逃れるための高校時代でありましたし、関西という異郷の地で、自分を鍛え直そうとしたことは、つい昨日のよーに思い出されます。

しかし、みんな儚い夢。
語り合う者たちが死んでしまっていては、話になりません。
それぞれの生年月日時を聞いておくのだったと思うばかりでございますです。

  1. 小野先生、真面目が歩いてる様な叔母が
    最近どうしたのかしら?
    突然、無性にお会いしたくなる方がいるの
    こんな衝動的な感情は初めてなので戸惑ってしまったわ
    ともうしました。常に冷静な叔母が初めて見せた動揺。
    まさか、天に召されてしまうのではと心配でなりません。

    ●十傳より→会いたいのは、その相手と仲良くしていたご自分でありましょー。

  2. 死期が近いということではないのですね。
    安心しました。ありがとうございます。

    ●十傳より→心は死んでいるのかも。