05.10
「どうしてますか? 生存確認でした」
などというメールが、たまに来たりします。
誰?
見覚えはあるけれど、確信ではありません。
ほとんどは返しをしないのですが、「あのお女性かな」とは思うのであります。
放置していると、数日後に、「ランチでも」など誘惑メールが来るのであります。
まだモテるのかと、すこしイイ気分にはなりましたが、
「帝国ホテルのアクアなんて先生に似合うと思います」
この時点で、相手が誰かが分かり、うへぇ、オショシイと、いささか華やいだ気分がゲンナリするのでありました。
普通のカフェなら勇んで出向いたかもしれませんです。
記憶がよみがえったのであります。
私メをそうとうお金に余裕のある男だと勘違いしている、そのお女性は、「いま食べておかないと、いつ食べられるか分からない」なんて平気で口にして、二枚で3千円もする焼肉を頼んだり、はじめての寿司屋なのに「トロお代わり!」と常連じみたことを言ったりしていました。べつにケチっているわけではないのですが。
あれは20年も前のことだから60才ちかくなっているのでは。
まぁ、個性だからなぁと思いましたが、最後に会ったのはたしかステーキ店ではなかったか。
まるで木こりが木を切るようにして肉にナイフをゴシゴシするのでした。
肘を曲げて肉をすべて切りおえると、それをフォークに刺してパクついては、ブランディを飲むようにグラスの脚を中指と薬指にはさんでワインを呷るその姿に、「岩手の山猿のオレよりもお下品だぞ。ホントに東京の人だべか」とあきれたものでした。
さっさと肉を喰い終わった彼女は、次は何を注文しようかと周囲の客たちの皿を見回しているのでした。
オシャレもイイのですが、テーブルマナーは大切だなと強く感じた思い出であります。
そこでメールはストップ。
危険なシグナルが聞こえましたから。
目的はなにかな?
老いると性欲が減退するのに反比例して、危険信号がハッキリと見えだすよーであります。
その女性たちはこのブログは読んでないのですか?
●十傳より→むしろ読んでもらいたいものであります。が、自分に対してはドン感な人だったからなぁ。別のオンナだと思うかもです。