2026
08.07
08.07
業者によると、「ご近所のみなさまが残念がっています」とのこと。
垣根越しに庭を眺めては、心を潤していたのに、塀のために、それが出来くなったから、というのでした。
八十年前に植えたヒバ垣をすべて撤去したのです。
老いたヒバ垣はところどころ枯れ始めていて垣根の用をなさなくなり始めていたのです。
もしも熊が北側の土手から侵入したとしたら、逃げ光を失い、塀の内側に生息するかもしれません。
しかし、塀をめぐらしたために、庭の「気」が充実して左右に漏れることなく上に昇っていくことを感じるのでした。
熊ならぬ野良猫もそれを分かるのでしょうか。
台岩の、気の良さを浴びる場所に寝そべっておりました。
とうぜんに日本刀を抜いて追い払いましたです。
可愛がられることに慣れていた猫であったらしく、血相をかえて追い詰める私メに毛を逆立てて飛び上がって逃げ出したのでした。
そんな私メを見下ろしながら小鳥がさえずり、ヒグラシが鳴き出しました。

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