2011
11.27

ジャンパーのポケットに、このような小石がはいっておりました。

直径3センチほどの石灰岩です。
いつか海で拾ったものを、そのままにしていたのでありましょう。

私メは、このような蒐集癖があるのかもしれませんです。
城ケ島から持ち帰った巨石もそうでしたし…。

と、ここまで思い出してから、ハッとしてジャンパーのポケットをあらためて調べました。
ありました、ありました。

この小石を拾ったときに、その穴に挟まっていた豆石です。

おそらく小石のちょっとした窪みに豆石が挟まって、それが波のいたずらで、くるくる回転し、ヤスリのように小石に穴を開けたのでありましょう。

そうです。
岩陰で、たしかにこの豆石がまわっていたのを発見し、珍しいので拾ってきたわけです。
石灰岩ですから、穴が開くまで、そんなに日にちはかからなかったことでしょう。

男と女のようであります。
いやいや、穴にハマるという意味だけではなく、偶然のように異質なモノ同士が出会い、こすりあってお互いを受け入れるような体質に変わっていくということが、です。

「あなたとわたしは、ぜんぜん合わないと思うの」
という気持ちが、
「あなたとでないとダメかも知れない」
という心の変化は、男と女の間ではそんなに珍しいことではございません。

むしろ、
「わたし、最初のHでイケたのははじめてかも」
というほうが、マレでございましょう。

男と女は、付き合った時間じゃない、内容の問題だよ、なんてことを、どこかで聞いたことがありますが、しかし時間も重要であります。

この小石と豆石のように、お互いに異質で、心の隙間は最後までピッタリとは埋まらなくても、お互いに異質だと認め合いながら、それでも相性を育てていけるものであります。
Hも同様であります。
馴染むという感覚は愛に匹敵するものであります。

むろん、どーにもならない相手も存在いたしますけれど。

この小石と豆石は、今後、オノ家の家宝となるような気がいたしますです。

  1. >心の隙間は最後までピッタリとは埋まらなくても、お互いに異質だと認め合いながら、それでも相性を育てていけるものであります。

    なにか開眼したような気がしました。
    心の隙間はあってよいのですね。
    小石と豆石の睦まじい様子に、涙しそうな11月の夜でした。

    ●十傳より→心の隙間を埋めようとするより、もっとすることがあるような気もいたしますです。

  2. おもしろいですねぇ~。初めて見ました!
    そういう、ちょっと不思議な(?)興味深いモノを見つけるの、先生は上手ですね。

    最初はちょっと引っ掛かっただけだったのに、
    大きな波が来ないから立ち止まっていたら、気付いたときには波にさらわれないくらいピッタリはまっていた小石と豆石。
    ほんと。男と女みたい。面白い…。

     ●十傳より→井の中の蛙、大海を知らず、されど空の青さを知る…ちとピンボケでしたね。

    • ほんとに、ちょっとピンボケ。…のようですが、でも何か感じるところがあるような…。

      もしも石灰のような質じゃなく、もっとカッチカチの石だったら、
      ピッタリ馴染むまで、かなりの時間が必要だったのでしょうね。
      もしくは、馴染む前に波にさらわれちゃったりとか。
      でも、また新しい豆石ちゃんがやって来て、グイグイすり込むタイプだったりして…

      男女のことに限らず、人間関係全般にいえるかもしれないですね。

      ●十傳より→人と人の出会いの妙というヤツなのでありましょう。出会って、傷つき、別れるという繰り返しのなかで、ひとつだけ忘れられない楽しいエピソードがダイヤモンドのようにかがやきつつ残るわけであります。

  3. うーん、ものすごく勉強になります。
    この人、ありえないし、絶対合わないけど、今結婚しなきゃ生きて行けない!
    ととりあえず結婚した相手が、いつの間にかなくてはならないベストパートナーになることもあるんですね、人生の荒波に磨かれて。

    ●十傳より→相性って、あんがいアバウトにできているのかも、なのであります。

  4. 先生は、だれも見ていないところを見てるんですね。
    鋭く胸に突き刺さるのは、そんなところにもあるのかも。
    わたしも開眼しそうです!

     ●十傳より→お金やエロ写真が落ちていないか、いつも下ばかりみているものですから。ですから井の中の蛙なのに、空の青さも見れないのであります。

  5. 金運との相性…

    同僚が泥舟の相(風角で調べた結果)。

    何か一緒にいるだけでお金が入っても出ていくといった感じが続いています。

    しかもしつこい。

    避ける方法っておそらくないんでしょうね。

    ●十傳より→相性の良し悪しは、それは特徴なわけですから、なかなか変えることは難しいようであります。諦めるしかないかもですね。が、どんな相性かを知っていれば被害も少なくてすませられるかと。

  6. 向こう側に貫通してますです

    向こう側から チガウ豆石ちゃん来たらどうしましょう?
    パツキンちゃんとか ブルーネットちゃんとか

    ハサミ石にされちゃう~ これは問題です!

     ●十傳より→とうぜんに豆石の去る時が来たということになるのでございます。「ああ、終わりだな」と感じるときは、どの相性も孕んでいるのでありますれば。

  7. 時間があるときに、先生のネット版風角占術にいろいろなカップルを当てはめて遊んでいました。私が「おしどり夫婦だな」と思う人達は概ね「宿命指数」が100点満点で「ほほう、やはり」と思っていました。
    ところが、ある友人夫婦は「宿命指数」が47?ぐらいで障害に対する強さもEなんだけど、結婚して子供も出来ています。
    実は男性の方が、私にずっと未練があるみたいで、結婚が決まっているのに私のことが心残り、みたいなことを言ってたのを思い出して、ためしに私と彼をやってみたら、「宿命指数」が100だったんですね。。。

    別に友人の家庭を壊す気などないですし、彼のことは特に…なんですが、相性というのもあるけど、本人同士の意思とか、思い込みみたいなものの方が、相性よりも強いんだな、と思ったのでした。

    ●十傳より→東洋系の占いでいう相性は、愛情とかよりも、二人が一緒にいて地位や経済性が上がるかどうかに力点があるようです。とくに四柱推命などの相性判断は。風角は心の問題にも踏み込んでいますけれど。
    相性の悪さは克服できますが、価値観や性格の問題はかなりキツイのであります。