04.05
こころなしか、今年の桜の花びらの色が薄いようであります。
愛でる時期を逃したこともありましょうが、いつになく寂しい色なのでございますです。
人相で美人から生まれた子どもは、どことなく華がないと言われておりますですが、桜もまた、美味しいさくらんぼうはソメイヨシノではないところが、易者の興味を惹くのでありました。
運命学の目的は、人の幸福追求であることが究極でありまして、しかし、それは宗教でいう幸福ではありませぬ。
宗教は、それが仏教であれ、耶蘇であれ、諦観に基づいておりますです。
「足ることを知れ」というわけで、あらゆる欲望からの解脱を、諦観によって為さしめるわけであります。
貧乏も天のご意志、病気も、死も神のご意志と諦めるのでございます。
が、運命学の幸福論はちと異なりますです。
四柱推命も奇門遁甲も、それから色々な占いも、その占いを用いることによって幸福を現実のものにするのでございます。
病気になり、「これも天の定め」と諦めるのはご本人の勝手でありますですが、病気が家族や周囲に広がっても、それが果たしてしやわせなのかどうか。
運命学は、この諦観に対して敢然と背くのでございますです。
満開になる種子が日陰で芽を出して、それでも「与えられた場所で咲きなさい」と諭されても諦められるでしょうか。
自分は「良きお言葉だ」と感動し、しょぼい花を咲かせ自己満足に浸ったとしても、次の花も、また次の次の年に咲く花も、与えられた場所で咲かなければならないという、その子孫に対する責任はどーなるのでありましょうか。
財産はお金ではなく、自分のカラダなのだということも運命学の基本であります。
浪費とは自分のカラダを粗末にすること。ソレなのであります。
「あなたは浪費家の相が出ています」と言われたら、それはお金を無駄に使うことではありませぬ。お金を増やすには、チャンス時にお金を無駄に使うことが条件なのでありますから、お金の無駄遣いは、お金持ちになるための準備とも申せましょう。
本当の意味の浪費は、カラダを粗末にすることを指すのであります。
でありますから、満開に咲く花の種子を持ちながら、悪い環境で諦めるのは、これは悪に近い浪費でございます。
ちと書きすぎましたですね。
明日から、奇門遁甲春組のスタート。
頭の中が、講義に備えて運命学に染まっているようでございます。
卯月も終わり‥ゴホゴホッ‥ゴホッ!!
失礼‥なぜかムセてしまいました^^;
関東地方は満開を僅かに過ぎてしまったカンジですネ。
浪費‥いろんな浪費があるんですネ。
自分の体を粗末に扱うのは、体の機能の浪費や無駄な消耗も含まれるんでしょうか?
どこまでが浪費や消耗で、どこまでが自分の体を粗末にしない健全な事なんでしょうか?
難しいですネ。
●十傳より→江戸時代の人相見の、水野南北は美食も、カラダの浪費という意味のことを申しておりますです。
そうなんですか?女も淫行は体への投資になるんですか?ならがんばって淫行しなきゃです^^;
●十傳より→陰であるところの陰部に、陽である陽根を迎える、これ陰陽和合の理でございますから。
横入り失礼いたします。
い、淫行が健全で体への投資とは・・・。(汗)
先生のご返信で納得は出来ましたが、
美食がいけないとは・・・。
先生ー!!
やっぱり運命学セミナー、やっていただきたいです…。
●十傳より→セミナー、しばらくやってませんですね。
先生こんばんは。
ついに奇門遁甲講座・月一6時間のスタートですね!!
ん?では土曜日断易でご一緒させていただいた方々も
いらっしゃる…。ちょっと都内に出るから間に合ったら
終わった頃に乱入してもよろしいですか?(ふふふ)
でも本日の日記を読んで震えが起きました…。
気になることもあるので質問させてくださいませ。
> 財産はお金ではなく、自分のカラダなのだということも運命学の基本であります。
> 浪費とは自分のカラダを粗末にすること。ソレなのであります。
ここなのですが、これは淫行にふけることを指すのでしょうか?
健康状態のことを言うのでしょうか?それとも両方?
身近にとてもヤバめな方がいるので心配なんです。
(言ったところで馬耳東風とは思うんですが周りへの影響が・・・。汗)
ご教授願います。
●十傳より→淫行は健全な行いでありますです。カラダを粗末にするというのは、自分への投資をケチることではあるまいかと考えたりするのであります。マックで大食いするよりは、やはり淫行でございましょう、確実に。
深い。ありがとうございます。
しかるに、仏教でも禅の思想では現世界で、実現してしまおうという考えもあるようです。
来世がどうのこうのという絵空事は一切排除します。
steve jobsがこっていた流派のようです。
明日死ぬとして、今日やるべきことを全てやってしまおうとします。
https://www.youtube.com/watch?v=XQB3H6I8t_4
●十傳より→完全燃焼した日は、これが本当のしやわせと感じるものでありますですね。
印綬の私は今まで偏印に痛めつけていたのだけれど、携帯電話や新しいウィンドウズ8.1は編印もう印綬だけでは生きていくには無理らしい。水清ければ魚棲まず・・・正財だけでなく印綬も死になってしまう・・・・
●十傳より→魚ではないのだから生きていけるとは思いますけど。
33の時「パートナーの必要性・・・」ってゲーム画面で現れてたけど、すぐに婚活すればよかった・・・。偏印の必要性、偏財の私は不倫を受け入れろ、という暗示なのかもしれない・・・
●十傳より→味見をしてからの方が良いのでは…。
運命学はそれ自体が哲学で面白いなーと思うし、
運命学を知らないと、占いの本に書いてあることが正しく理解できないので
「占い、当たらないじゃん!」という残念なことになってしまうのですね。
7月の新作も楽しみにしております。
●十傳より→占い独特の考え方は、なかなか新鮮で面白いものでありますですよ。