2014
10.14
10.14
四柱推命で見る死期というのは簡単に割り出せ、かつ正確なものでございます。
たとえばーー
私メの父方の祖母は、1998年2月24日の2時30分に死んだのでありますが、寅年の寅月の寅日の丑刻でありました。
「明日の3時から5時があぶないよ」と告げましたが、30分間違いましたです。時差を考慮すればまずまずセーフでしょうか。
爾来、親戚どもから気持ち悪い目で見られておりますです。
また、父の死期も分かっておりましたから、その10日前に妹の新築祝いを出汁にして、父に相続のことを言わせたのであります。
はたして予定日に死亡。
私メもあと16年の時間が残されておるばかりでございますです。
で、受講生のお方から骸骨のウォッカの贈りモノ。
衣装をまとわせたら、ふむふむ、それらしくなるのでありました。
長生きばかりが能ではないとしても、あと16年も時がございます。
その輝ける未来を、いかに暇つぶしをするか。
存分に差別用語を唱え、毒をすすり、毒を吸い込む所存でございます。
はぁ、傷ついた?
へへぇ、服流煙?
知ったことではございませぬ。
北に政治談議に青筋を立てる青年がいたら、行って勉強しろと頭をぶったたき、
南に健康食品を飲む老婆がいたら、行っていつまで生きるのだと言い、
東に、黄色い髪の震え声がいたら、行って、見苦しいからやめろととび蹴りし、
西に、ノイローゼの小娘がいたなら、行って、いっしょに死のうとおセックスをする所存でございますです。
死期はあくまでも自分の事情であり、飛行機事故などは含まれませぬ。
が、死期を超えて生きることはないのでありますから、コチコチコチと残る最長16年を充実させねばならないのであります。
自分の骸骨にも等しい、ウォッカの骸骨に手を合わせるのでございました。
先生、私の死期を占って頂けないでしょうか。
そしてそれに向けてどのようにして生きれば、現在を充実して過ごすことが出来るのか。
…鑑定料お支払いしますので、よろしくお願いいたします。
●十傳より→もちろん鑑定料はいただきますですが、死期を占うのはおやめになった方がよろしかろうと思います。
読ませていただいて、とても悲しくなりました。
長生きするばかりが幸せではない事はよく分かります。
頭も体もシッカリとし、誰の世話にもならないうちに旅立つのに
76歳は丁度よい年齢なのかもしれません。
それでも悲しいです、涙があふれてきました。
●十傳より→秋でありますねぇ。
小野先生! もし先生が16年後に亡くなられれても秘術をつくして、どこかの若いイケメンの肉体に先生の霊を憑依させて、この世に無理やり縛りつけて我々弟子のために、さらに50年ほど、まだまだ講義を垂れていただきます!
それまで成仏なんて絶対にさせません!
それがイヤなら、せめて120歳以上は元気で生きて下さい。
先生がいてくれるだけで我々弟子たちの心は救われてますから…。
●十傳より→大丈夫、地獄で見守り、ときおり夜の窓辺に逆さまになって現れますですから。
先生の本で財運四柱推命術がありますが
その本には簡単に死期を割り出せる方法が
書かれているのですか?
●十傳より→忘れ申した。立ち読みしてお調べくださいまし。
別の本で知りましたが、四柱推命のように運命が全てが決まっているものと、それを変えようとする仙道のような考え方があるみたいですね。
自分などは仙道派ですけれども、確かに先生のように考えられたら楽だろうなと思います
あーしたらいけない、こーしたらいけないっていうのにもう嫌気がさしているんです。
とにかくとりあえず今は楽に金が欲しいです。
●十傳より→仙は占と医の先にある到達点でして、なかなか究めるのは困難だとされておりますですよ。