2014
10.21

私メの愛用のチャリも、潮風のためなのか赤錆が浮き出ているのでございます。

雨でも自転車なのであります。
いやーー。
雨だから自転車なのでございます。

10月下旬から11月いっぱいが、私メにとって最高の季節。
とくに雨の冷たさが沁みる、この時期の自転車は、不幸なお女性に巡りあったような感動がございますです。むろん美貌を備えた不幸さが条件ではございますが。

笑顔より、困った表情に惹かれるのであります。
先日も、姪が出産いたしまして、赤ん坊を見学に行きましたところ、「この子ね、すんごく元気なの」とニコニコ顔をされましたら、気持ちがしぼんで、お祝いをあげずに帰ってきてしまいました。

困って苦しそうなお女性を、魔法の棒で笑顔にさせるのは大好きでございます。
でも金のオノを求められるとダメであります。
銅のオノを求められたら、いやいや金のオノもということになり、けれどそう単純な成り行きではなく、つまりは気分次第ということになりましょうか。

自転車の良さも、そういう気まぐれが自由であることなのかもしれませんです。

逆走あり、歩道通行あり、酔っ払い運転あり、電話片手の運転あり、無断駐輪ありと、そろそろ規制がおっばじまりましたが、それは他人が勝手に決めたことであって、私メとしては会議にも呼ばれず、そういうことを一方的に押しつけられても当惑するだけでして、「知ったことか」という着地とあいなりますです。

しかし、ラッキョウ型のヘルメットを着用してドロップハンドルの自転車にまたがるつもりは毛頭ございません。

しかし、最近は、酒を飲むと、自転車ごと転倒する年齢になりましたから気をつけねばなりませぬ。
十傳セミナーの講師という責任もございますから、いちおうは安全に気を配りつつ、錆チャリでお出かけするのでありました。

  1. この赤錆を見ましたら、子供の頃に乗っていた自転車を想い出しました。
    何代下がって来たの という位ボロで
    そう上、当時はガタガタの砂利道でしたので度々タイヤがパンクをしていました。
    ですから、小学の低学年からパンクは
    マイナスドライバ- ・ 水の入ったバケツ ・ タイヤに貼るゴム ・ 接着剤・ 紙ヤスリ
    以上の物を使って自分で直していました。
    誰に教わった訳ではありませんが、先生と同じ位のお兄様たちが周りにいましたので
    その人達がやっている事を観察し自然と覚えたようです。
    ただ困った事が一つ、ブレ-キが壊れていて まったく利かない状態で
    何度か直そうと挑戦しましたが結局無理で
    小学生時代は足がブレ-キ代わりという事になりました。
    何度か車に轢かれそうになったり、近所の小屋に突っ込んだり
    私は運が良いのでしょう、大した怪我もなく こうして生きているのですから。

    ●十傳より→足ブレーキ、懐かしいでございます。私メの自転車もどこかぶっ壊れていたものであります。冬になると雪でチェーンが凍りまして、それをオシッコをかけて溶かしましたです。ピカピカな自転車は恥ずかしいという時代でありましたですね。