2015
09.24

電車に乗りますと、つい「人生は…」などと考えてしまう癖がございます。
これは小学生からの習性でして、自宅から学校までの道のりを人生に見立て、雨の坂道では「いまは苦しい時代なんだな。学校まで半分だから30歳くらいか」などとアホでございました。

また小銭を拾ったときなどは、ここで金持ちになる齢か」とも。

十傳スクールをスタートさせて三年目が終ろうとしております。
ちいさなセミナーがキッカケでございました。
二回ほど行いまして、二回目はもうスクールの募集をかけておった記憶がございますです。
断易一本の予定でしたけれど、「四柱推命も」のお声があり、やがて「奇門遁甲も」と求められたのでございました。
すべて受け身で主体性のなさを痛感いたしております。

が、スクールを始めよーとしてきっかけは、ずっと以前に師匠から「キミには時間があるのだから、断易を絶やさないでもらいたい」とノートを受け取ったために、いつかは教室を開かなければならないと思っていたのでございました。

しかし時期については未定のままでありました。
58歳になり、四柱推命でいう大運が変わることに気付いたのでございます。主体性がありませんから、すべて四柱推命の指し示すとおりに生きていたのであります。
大運は食神の到来を告げております。

私メの命式は絶望的な配合で、どの易者にも「わわっ!」なんて仰天されつづけております。
いわゆる火の強く一滴の水もない「火炎土燥」の命。
食神とは、自分のパワーを漏らす作用があります。私メにとって熱い土のパワーを放出し冷やす意味になるのであります。

つまり、蓄えた知識を皆様に放出するには、まことにグッドタイミングということになるのでありました。

それで十傳スクールの開催に踏み切ったという次第。
受講生の皆様は、私メの熱さにさぞ辟易しておられるだろうと気の毒に思いつつも、これも致し方ないのであります。

でもですね。ひとつ手前味噌を申し上げれば、火で熱せられ、岩石で圧迫されたところから生み出される食神の庚はダイヤモンドかもしれませぬぞ。ギャッ!

右は関係のない画像でございます。
私メの隣は空席。

どういうわけか、私メの隣に座ってくれる人はおりませぬ。混んだときに、激しい美人か老婆が座りますが、空席ができると、そちらに移動してしまうのでございます。

これも自分の命式を解析すると納得できるのであります。

やっと講義にも慣れまして、どういうところが理解しにくいのかもピンときますです。
来年の講義の予定を考えながらのブログUPでございました。

奇門遁甲の行きつく先にある家相をセミナーだけで終らせてイイものだろうかとも思案しておるのであります。

しかしながらザッパラスのセミナーからの受講生もいらして、そのお方の背中をピタピタと叩きたいほどの感謝の気持ちなのでございますです。

…いまは自宅から小学校までの道のりの、いったいどこらへんなのでありましょうか。

10 comments

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  1. 先生は子供の頃から、他とは違うモノの考え方をなさっていらっしゃったのですね
    今はどのあたりでしょう
    自宅から学校の間の 「駄菓子屋」 の前で 、「 帰りに何を買おうかな 」 と
    思案しているところではないでしょうか。

    ●十傳より→あるいはエロ映画の看板の前で佇んでいるとか。

  2. お子様の時から哲学者の素質がおありでしたのね。
    精神分析医、心理学者に
    もしやなっていたかもしれませんわね。
    でも先生の風貌は、戦場キャメラマンみたいで、ちょっと近づきがたいかしら?
    常に観察なさりながら考え事なさってらっしゃるから、きっと、そっとして差し上げたいと周りが思うのかもしれませんよ。
    ワンちゃんの事を考えながら電車にお乗りになったら、いつの間にか美女がお隣に****

    ●十傳より→根はやさしいのにです。

  3. この間は誕生日の四柱の説明及び講義ありがとうございました。僕自身も著書で大運があと30年か40年か先にあるようでして。生きれるかどうか?先生の四柱は悪い意味で焼き畑農業みたいです。素人がいうのもなんですが? ご慈悲を!という感じです。僕もあまり恵まれた環境で育ってはないもので。

    ●十傳より→四柱推命は悪く解釈した方が的中率も高いのであります。が、そこに一滴の救いがあり、そのすくいこそが運不運をわける鍵になるのでございますです。

  4. ダイヤモンド。。。ダイヤモンド!ギャッ!
    やりましたね!ダイヤモンド。
    先生のそうゆーところがたまらなくダイヤモンドです。

    ●十傳より→ダイヤモンドって限りなく昭和の響きでありますね。

  5. 占術の道を行く者は、終着駅のない旅をしているのかもしれません。

    ●十傳より→死ぬときに「どーでもいいことだったな」と分かるかもです。

    • 御意。
      死ぬときにやっと、手放すことが出来るのでしょう。
      死ぬまで治らない病気を。

      ●十傳より→人はひとつの死体という完成品を作るのでありましょうか。

  6. 絶望的な配合の命式って、いったい・・・
    私も、けっこう最悪な命式みたいですが、不幸じゃないし、それなりに幸福なほうです。

    ストレートに言います!私がいま一番知りたいことは小野先生のこと。
    でも、ウィキペディアにも、どこにも載ってないから余計気になるのです。

    例えば、六十干支では、小野先生は何になられるのですか?
    こっそり教えていただけませんか?星座でも何でも、いいので。

    もし、ぜんぶダメなら、、、一番好きな色だけ。

    ●十傳より→日干支は戊戌であります。好きな色というか、色好みでございますです。

  7. お世話になっております。
    本日、スーパームーンにあやかりまして書き込みさせていただきます。
    是非とも、先生の鍛治舎の炎の中で打たれる日本刀のような、庚のダイヤモンドの輝き、引き続き見させていただきたいと思います。
    奇門遁甲家相は、私などからは未知の世界ですが、今までの路線である奇門遁甲、四柱推命、断易を組み合わせる最強術なのでしょうか。もし、三元派、飛星などにも広がるとしたら凄まじいです。あとは、さらなる奥義が合体するのか?と興味はつきません。家相、風水への人々の興味、ニーズはかなりあると思っています。
    引き続きよろしくご指導のほどお願い申し上げます。

    ●十傳より→家は最小の国家だと考えれば理解がたやすいのであります。

  8. お世話になっております。
    言われてみますとなるほどです、分かりやすいです。国家という言葉には国と家という字が合体しています。奇門遁甲は国家存亡をかけた戦いに使う法であるようですが、視点を変えれば個人の家も同じということでしょうか。
    来る家相セミナー最終回も、先生は前回同様、初心の方々にもお心配りになり、最高奥義でも分かりやすく使えるようにされるんでしょうね。極めてないとできないことだと思います。ありがとうございます。

    ●十傳より→最終回の難所は、凶格があっても大丈夫なのだということをご理解いただくように説明できるかどーかでありましょうか。

  9. 先生こんばんは。

    私の命式では青竜返首は役にたたないと言われました。
    本当なら残念です。
    素晴らしい格ですのに。
    こうなったらスクールの学習の中で、自分にあう方位をみつけたいです。
    家相セミナー、楽しみにしております。
    宜しくお願い申し上げます!

    ●十傳より→いや役には立つのでありますよ。が直接にはね、という意味であります。ここはスクールでしか公開いたしませんので。