04.27
津軽海峡のトンネル内で、キムラ満夫と別れ、モリオカに立ち寄ったのでございます。
廃園が私メを出迎えたのでございました。
秋に打ち捨てたまま、雪が積もり、雪が溶けて、荒れた庭に椿の花が散っておりました。
「めずらし人だごど」
草取りをしている私メの背後で、やがてあの世に旅立つ老母の声。土産を渡して、ふたたび作業にせいを出すのでございました。
「醤油、なんだったえん」
うっかり、土産のイカの塩辛と、ホテルの一室で豆腐に使った醤油のはいったビニール袋と間違えていたのでございました。旅疲れのよーであります。
集めた資料を汚さぬために、使いさしの醤油を厳重に包んでバッグに持ち帰っていたのですが、それを間違えて渡してしまうとは、そーいえば、ひどく眠くもあります。
庭のはずれの土手に、からし菜とこごみが芽吹いていました。摘み取り、原始的な方法で調理いたしましたです。
肉よりもビタミン剤よりも、春の山菜が疲れを癒してくれるのかもしれませぬ。
どこかで猫がないております。
すると、今朝まで滞在していた北の町が、ななめに傾いて思い出されてきたのでありました。
「トキオってグループ知ってるか」
老母が最新情報を告げましたです。ヤバイ予兆であります。
むりっくり女子高生にキスして捕まったんだと。泣いて謝ったんだと。いろんな会社のCМがダメになったんだど。もは将来がわがねぐなるのに謝るだけ無駄でねえんが。あどは暴力団になるんだべし。あんだも気つけねば。岩女の女にそそのかされて東京にかけおちしたえんか。おべでらえん。
むかしのごどだ。それにオレがそそのかしたことだおん。
あんや、まだ付き合ってんのっか。なしてかばうの。あんだの悪どこだよ。やめなさいよ。ほんとに性悪女に好かれるがら、あんだって人は。そのごどだけでねよ。
おめはんの選んだ女なら仕方ねっていってらけっちぇ。
んだってしあねんちぇ、あのどきはそう言うしか。泣くんだおの、男のくせして。
わすれだ、わすれだ、わすれだ。若げがったんだ。
家に火つけて自殺した人もいだえんちぇ。なしてお父ちゃんに似ねがったんだべ。事件起きるたびに、あんだでねがってハラハラしてるのさ。
すったな歳でねは。
歳でねよ、こういうごどは。先だっても来たよ。あんだど中学の時に付き合ってだという人の、その人の娘さんが、ぬらぬらした目付きして。なにがしたんでねべね。
してね、してねったら。
母にいちいち応対しながら、私メは北の町の風の音を耳にしておりました。
ーーキムラぁ、、、、満夫ぉ、、、ーー
風の音は地面の底から、夜の路面電車の通過する振動のようにひびいてくるのでございました。
先生は ずっと お母様の 大切な 息子さんですね
当たり前ですが
会話に笑いました
●十傳より→老母も私メも元年齢を忘れるのでありますです。
ばーちゃんとの会話を思い出して、ちょっと癒されました。
お母様が最新情報を告げるとヤバイ予兆というのが、気になります。
他にも予兆って、あるんですか?
●十傳より→どーやらTOKIOのファンらしいのであります。
あんらぁ〜、こねだ苗こさ植えたべ、あの人でねの。
●十傳より→んだべおん。
先生、母上様の会話に字幕スーパー入れてください‼️
でも幾つになっても母親からしたら子供は子供なんですね
早くに二親を亡くした私からしたらとても羨ましいです
いつまでもお母様がお元気でありますように‼️
●十傳より→これでも分かりイイように、方言を開いたつもりでありますですよ。
先生 お疲れさまでございました
何やら ネットやテレビで騒いでいますが、私には一切興味がありません
今は何事、大げさに騒ぎすぎます
若い時には何かと間違いをおこすもので
特に先生は モテる方
どうしても流されやすいのでしょう
間違いは人を成長させます
その間違いの中で 人の見る目を養って行ったりするものですね
一昨日の夜、自宅の台所に立って洗い物をしているとき フッ と 左を向くと
何やら 窓ガラスに貼りついて動いている生き物がいました
蜥蜴 ? 蜥蜴は窓などに貼りつき移動などしません
蜥蜴より幅があり、やや大きいように思えます
イモリだかヤモリ、お腹の赤くない方で
白いお腹とカワイイ前足をパ-に開いてガラスに密着させています
窓の灯りに集まってくる虫が目当てのようですが、この生き物を見るのは小学生以来
何かの予兆でしょうか
良い兆しのものであればイイのですが
「 罪深い私などには幸運など来るはずがないではないか 」
そう ため息を ひとつ、また洗い物をつづけました
●十傳より→予兆は、すべて幸運に使えるものなのでありますですが。
いやいや、無理やりチューするなんてねぇべさ。16の娘っこさ、何されるかわかるっしょや!
カサノヴァ曰く、若い娘さんは必ず女友達と一緒に誘い、それぞれを分け隔てなく特別に可愛がり、対抗心を煽ってやるのが落としやすいんだとか。
たぶんどちらかが蔑ろにされた腹いせをヤラかしたのではないかと睨んでおります。山口氏は極めきれなかったわけですね。
●十傳より→だいたいにして酔眼で性欲だけで迫ると失敗するもんでやんす。しかし、裏もありそーでありますですね。
私の青春時代を振り返ると、恋さえしなければ、結構楽しいとこもあったな、と思います。恋はだめ男に騙されたり貢がされたりして、体調を崩して、泣き続けたのですが、そのころ病気になりながら、ふらふらとフリーター生活送ってた時の仕事は元気なら結構楽しかったのに、と思います。私は働くのは嫌いなんですが、たまに単発でバイトするのは結構楽しいです。恋をして仕事を辞めざるを得ない状況じゃなかったら、今頃もっといい仕事についてたのに、と思います。仕事は店などの表に出る仕事のほうが楽しいですね。今はもう家庭に収まるより、一人で自由に生きるほうが楽しいです。印綬と偏財の影響ですかね。正財のような家庭的な女性ではないです。
●十傳より→おめさんの四柱推命は独特でありますですね。
丁や辛で底辺に落ちてしまった乙は、甲や壬がいいですね。財運と言っても重労働や風俗嬢をしてお金持ち、はいやですし、仕事運が重要なのだと思います。若いころは専業主婦をして働かない生活がしたいと思っていましたが、今になって楽しい仕事がしたくなりました。仕事運あげるから働け、と言ってるのは甲です。家でじっとしてるよりはたまには働きたいです。
●十傳より→んだば働けば…なのでありますです。
なにかだっでんだが、みなわがるっておっがねなす笑笑
実家さ電話したっけれ、おめも達也みでなごとしったんでねーべな?ってきがれますた。
なして、なしてすんなねなや?って役者ぶっておぎました。
すばらぐ、こんネタで持ちそうだなやい笑笑
●十傳より→女子高生はダメと言われれば、なしてか達也になりますですよね。
先生…
最近ふと気を緩めると泣けてきてなりませんです…
先生とお母様との会話…
うぅぅぅ…
私事ですが…
上京して…何とかお金を用立てて実家に帰省して…
本当に辛い時…。
母の膝の上で大泣きした事があって…
その時 優しく私の頭を撫でてくれた母の事を思い出しました。
やっと今…母に恩返しが出来るようになりました。
先生に出会えた事…
感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございます!
●十傳より→いやいやいや、こちらこそであります。
山口君も悪魔のようなブス高生に嵌められたんでしょうね
財務次官同様に
●十傳より→山口君を葬った女として、手の付けられない渋谷あたりのチイママにでもなるのでありましょーか。
こごみは茹でて
味をつけずに
そのまま食べる…
あの苦みが良いのですが
植物の毒が欲しいときは
疲れている時らしいですね…
●十傳より→そこまでツウではないよーでありますです。
日本は、好きですか
●十傳より→比較する国がないと分かりませんです。