2012
07.31

去年の夏もやったような手でありますが、真冬の画像でもながめて、すこしは涼に浸りましょうぞ。

真冬の寒さはすっかり忘れ、どーして短パンも暑いのだろうと苦しいばかりてあります。ソックスなどとんでもありません。長袖のシャツも五秒と着ていられないでありましょう。

過ぎた恋のようでもありますね。
なぜ、あんなヤツを好きになったのか、いまだに理由が分からない…というように。
好きになっただけでなくディープキスやら、フェラまでやったんですぞ。

これが遠い想い出になれば、別でありますが、恋の余熱が残っている間は、恋の生き腐れ状態でありましょう。

「こんなに暑いと、逆に欲情しますよね」
なんて社交辞令メールをだしても、まさか本気にはしませんですよね。

いやいや社交辞令としながらも、それは間合いのようなもの。
相手の出方を見る方法でありますね。

とにかく、この季節の愛は夜の蚊のようで億劫なのであります。
「この暑いのに、めんどうなこと考えさせるなよ」
なのであります。

冷房のきいた部屋で、くちびるの重さをくちびるで感じ、言葉にならない声の湿り気で、気持ちを合わせたいのであります。

という意味では、冬の愛欲よりも、真夏の邪恋のほうが純粋なのかもしれませんです。

今夏はまだ日に焼けておりません。

いちおう原稿も仕上げたことだし、江ノ島まで海岸づたいに自転車をはしらせるのも悪くありません。
水着のネェさまを横目で眺めながら。

2012
07.30

欲という欲が、すべて暑苦しく感じらるほどの猛暑でありますですね。

私メの夕食のメニューをご紹介いたしますです。

・鶏肉の塩コショウ焼き
・梅干しの炊き込みご飯

これだけであります。
あとはレッドアイ。
ビールにトマトジュースを混ぜたものであります。

こう暑いと、しばらく愛飲していた梅酒のビール割りが大量の汗を誘うのであります。
また古い梅酒のせいか、翌日、ヘンな体臭がするのであります。
漬物樽の臭いであります。
お酒は家の匂いを帯びるといいますが、私メの一階のガレージは漬物樽の匂いなのでありましょうか。
最初は気づかずに、カラダをゴシゴシと洗っていたのでありますが、モリオカに戻っているうちに気にならなくなりました。
それで、梅酒を飲んでいなかったからだと察したというわけであります。

腋臭のお女性がおりまして、手術をしていちおうは直ったのでございます。
ところがベッドが臭いのでございました。
腋臭は、陰毛あたりからも同様な臭いを発するものだと知ったことがありました。

「しもわきが」とは、こいうものであろうかとおもったのでありました。

もちろん、お女性には告げませぬ。
が、帰りの電車のなかで、わきがの残り香が、思い出したように這いだしたりしておりました。

焼き鳥屋にいけばイイのでありましょうが、それも億劫で、しかし、焼き鳥風なヤツを所望しておりましたので、冷蔵庫の奥で一年半以上も前に放り込んでいた鶏肉をこうして焼いたのであります。

梅干しの炊き込みご飯の画像はありませぬが、これがイチバンの傑作でありました。
種のない梅干しごと、炊くのであります。
それに緑茶の葉を混ぜ合わせるのでございます。

天気予報をみるためにTVをつけましたら、オリンピックでありました。
すこし眺めていましたら、柔道で北チョンさんの女柔道選手が金メダルをとっておりました。
スゴイものであります。
日本人は前評判だけでありました。

ロンドンロンドンっていうキャバクラだったかのCMがありまたが、いまはそのロンドン見かけませんですね。
いちど行ってみたい場所でございましたのに。

2012
07.29

いるようでいない。いないようでいる。
これがお腰にホクロを有しているお女性であります。

乱れた後、呼吸がととのったあたりに、お女性のお腰を撫でていた指先にふしぎな感触があり、薄い明かりをたよりに顔を近づけると、そこに意外なホクロのあることを発見したりするのであります。

この樋口可南子にも左のお腰にホクロのあることを見てとることができるのであります。

相書に曰く、「欲情強からずといえども閨巧みにて男心を乱すなり。なかんず此れ左にあればなり」

つまり、腰の左右にホクロを持つお女性は、さほどH好きではない代わり、テクニックにたけているということなのであります。とくに左のお腰にホクロのあるお女性さんは、その傾向が強いということなのであります。

しかし、経験から申しますと、ベッドだけでなく、恋愛において、男を苦しめるようであるのであります。
自分の魅力を最大限に引き立てるコツを、生得として備えているとみて間違いはありませぬ。

また、お腰の中央、つまり背中の腰椎あたりにホクロのあるお女性は、良妻賢母とか。
が、これはどーでありましょうか。

老母の母ーー私メの母方の祖母が、腰の真ん中にホクロをもっておりました。
お風呂でそのホクロを指摘いたしましたらば、
「おばぁちゃんはね、お醤油のね、かけすぎなんだおんなはん」
と母は、祖母をかばうのでありました。

祖母は夫を30代の頃に失いまして、三人の娘を育てつつも、煩悩に苦しんだようであります。

小学生の頃に、杉土手の家をひとりでたずねたことがありました。
奥の畳の座敷に、男がおりました。団扇をさかんにあおいでおりました。私メにお小遣いを渡すのであります。
しばらくしていたら、
「わがねって…!」
と祖母が男の腕を押し戻しているようなのであります。
見ますと、男の手は、私メに隠れて、祖母の着物の裾のなかにもぐりこんでいるのでありました。
「まぁんずょ、いがべじぇ。わらしゃどにはまだ分かんねって」
と、なおも手を奥に入れようとするのを、
「わがねわがね」と、裾の乱れを直しながら立ち上がるのでありました。

「それだけでいいの? お醤油」
と寿司屋でお女性にいわれたりいたします。
私メは小皿に、お醤油をかなり少なめにいれるからであります。

私メの腰にホクロはございません。
けれども、祖母の血がこれ以上、騒ぐことを無意識に恐れているのかもしれませんです。