2023
10.31

鑑定と鑑定の時間に、私メは書庫から秘伝書っぽいやつを引っ張り出して眺めるのが常であります。

ふと人相の秘伝書、「刀巴心青」(色情観相)を手に致しました。
これは、大阪の人相の名人、故八木喜三朗先生が、昭和37年7月1日から同年11月18日まで、神戸駅前の故助永明司先生宅を会場として講義された筆録でございます。

「そうだ、今年のクリスマスセミナーに、人相がイイかも」
この色情観相のままでは難解だから、ホクロに特化して楽しく講義しては…。

4日間ほどの集中講義になるかもしれません。

ちょうど、コロナという、中国人が故意にバラまいた武漢風邪、新型肺炎も終息したようだし、マスクを外している人たちが多くなり、人相のセミナーには適しているのでは…と考えたのであります。

もちろん、完全リモート講義でございます。
費用としては、4日間で5万円+消費税を予定しております。

リアルで参加できない方には、録画をお送りします。

ホクロだけでなく、気色や血色にも触れ、奇門遁甲家相で少し触れた、「気を読む訓練」も加え、気色血色の流れまで講義出来たらと思っておるのであります。

大丈夫、難しくせず、面白く、それでいてタメになる講義にしますから、心配しないでください。

色情観相の講義は、一歩間違うと、エロ話に終始してしまう危険がございまして、私メの品格の悪さが、バレてしまうかもしれません。
ので、色情以外の観相も取り入れないといけませんね。

2023
10.30

いままで目薬を使い切ったことがございませんでした。

春に左目のトラブルがあり、医師から、
「完治しました」
と言われても、すこし仕事を頑張ったりすると充血しましたから、市販の目薬を点しておりました。

生まれて初めてのことであります。
目薬はいつも中途半端につかい、あとは捨てていたよーな気がします。

生まれて初めてのことは、もはや、
「あるまい」
と思っておりましたが。

人生を諦めた人、死にたいと絶望している人、自分には何も残されていないのだから、憎いあいつを殺して、自分も死んでやると、バッグから手ぬぐいに包んだ刺身包丁をテーブルに置いた人、いろいろな相談者がおりましたです。
「まだ、やり残したことがあるのではないか」
気休めといえば気休めですが、次の言葉で、立ち直り、ひとかどの役者や小説家になった人もおります。
「いちどぐらいお金持ちになってから、死んでも遅くはないですよ」

そうしてチャンス運を探るのが、私メの仕事なのでした。
実力があればチャンスさえ掴めばモノになるのであります。
実力がなくても、チャンスを掴めばある期間はモノになりますです。

そのための占いでございます。
学歴がない、お金もない、成功体験もない、知名度もない。だから未来が絶望的だというのが現社会でございます。
が、その現社会が、本当なのかというと、けっしてそうではなく、チャンスという運が、じつは人生を支配していることを、占いを通して私メは知っております。

使い切った目薬をながめつつ、まだまだ初めての体験はあるだろう。
今日だって明日だって、いや、いまこの瞬間だって、初めての体験に違いないのだから。

寝てはいられない。
新しい目薬の封を切るのでございました。

2023
10.29

鑑定の後、考え込んでしまうケースが、ここのところ連続しております。

左の画像の卦も、その一つでありました。
高校生の母君がおいでになり、ご子息の悩みでありました。
通っている高校の女教師が、お坊ちゃま君を誘惑して、たいへんに困っているとのことでした。

女教師は55歳。

生々しいお話は、省略することにして、応爻(△)が、女教師さん。
空亡し桃花煞が付し、休囚無気。卦は六冲卦から六冲卦。
この関係は破綻する運命であります。
が、問題は螣蛇。
なに禍々しいことがある。

五爻の申の子孫がお坊ちゃまくん。朱雀が付して、そうとうなイケメン。
上爻と一緒に動いて、伏吟。
繰り返すという意味であります。
刧煞という殺傷の意味を持つ神煞は、憎くても離れられないジレンマを抱えているのでしょーか。
男子高校生であります。理性では関係を断ちたい、「ババアめ」と憎んでも、下半身が黙ってはおりません。誘われると、つい応じてしまうのは、私メにも憶えがございますです。

さて、女教師さんも、かなり逆上せていらっしゃるご様子。八割方ストーカーと化しているのであります。
彼女の写真をみせていただきましたが、年齢を感じさせない妖艶さ。これが桃花煞として示されているのでございます。

息子とはいえ、すでに17歳。子孫を眺めつつも、二爻の寅の官鬼もまた男として現れていると見ますです。
女教師との子の妻財と隣合わせております。

警察にも弁護士にも相談しているとのこと。
けれど桃花煞のストーカーの女教師さんは、法律など凌駕したところにある運命の恋。
たとえ泥水の恋でも、彼女には光り輝いているのであります。

さて、鑑定後、考え込んだのは、この先の、危険な状態を感知したからでございます。