2023
07.31

カラスミをいただきました。
大人の味でございます。

子供の頃は、なにが美味しいのだと不思議だった食い物が、ある年を境に、
「こんな素晴らしいモノがこの世にあったのか!」
激しく感動するものがございます。

酒やタバコは、大人ぶって無理矢理ヤリ始めるのですが、カラスミの美味しさは突如として分かるのであります。

京都の旅館で住み込みのバイトをしていたとき、宴会客の残した燗冷ましのお酒を仲居のオバちゃんと、みんなで飲み交わしたモノであります。
そのとき、差し入れだと言ってカラスミを持ってきてくれたのが吉田のおっちゃんでした。

吉田のおっちゃんは断易が得意だと言うことはいつかお話しいたしましたね。
流れ者で、じつは奥さんを刺し殺し、逃げ回っていたと言うことも。
そして警察の手入れがあった朝に、吉田のおっちゃんはどこかにトンズラしていたということも。

その吉田のおっちゃんの差し入れのカラスミを、チーズを囓るよーに食ってしまって周囲に、
「オノはん、オノはん。これは超高級品でっせ」
ひんしゅくをかったものでありました。

カラスミの美味さを知ってから、秋になると鮭の精巣でカラスミもどきを作ったり、城之崎の魚屋の店先で自家製のカラスミを求めたりしたものであります。
「いつかはカラスミをいっしょに」
などと「誓い」をたてた相手を思い出しつつ、日本酒の美味しくなる秋まで保存しよーかとも思っているの手あります。

2023
07.30

夏空が展開しております。
かくも空が青かったとあらためて感心するほどでございます。

やがて夏が傾き、秋風か吹いて、
「ああ、年末も近いのか」
きゅうに慌ただしくなるのは例年のこと。

若い頃は、夏はずっとつづくものだと思っておりまして、しかし、夏が盛りを迎える前に、恋は滅んでいるのでありました。
夏のヒットソングの多くは、夏が去った後で夏を思い出す歌詞でございます。

この夏は断易と向き合っておりました。
これまでも毎日のよーに断易と取り組んで参りましたが、とくに断易の領域を広げたよーに思います。

断易にとどまらず、四柱推命も奇門遁甲も同じでありますが、いちど挫折を経験するものであります。
「ダメかな…」
けれど、それは一段階深まるための成長のひとつかもしれません。よく言う、スランプなのだと私メは断定いたします。

なぜスランプに見舞われるかと申しますと、たぶん自分に都合良く解釈するためでございましょー。
吉方位を使ったのに、そーはならなかったなどが一例であります。

占いを自分切り離すことと、時の単位をキチンとわきまえることが必要でありましょー。

夏空を見上げていると、すべてはいつかは終わると分かってまいります。
その終わり方は、すべてが理不尽なのであります。
しかし、終わりは終わり。
生命だとて同じこと。
目的を全うしようが中途であろうが、終わりは終わりであります。ミジメな死に方だろうが、満足いく生活をしていようが終わりは終わりでございます。
その予兆はなにげないところに潜んでおりますが。

これらを心に納めて占いを学くことでスランプから脱するとこができるはずでございます。

2023
07.29

ご心配をおかけしたみたいですが、左目の具合もかなり治まりまして、
「このあたりで…」
ということで、眼鏡を新調いたしましたです。

若い頃は視力が2,0で、目の悪い人の気持ちが分かりませんでした。
見え過ぎることでかえって、落ち着かず、あるいは視力の良さのために頭痛をおぼえたこともございます。

ほんとは、別の眼鏡屋で、別の眼鏡を手に入れようと、購入の直前までいったのですが、奥から店長らしきキザ男が出てきたために、
「珈琲を飲んでから決めます」
気が変わったのであります。

どーして眼鏡屋の店員は、なぜ気取り屋が多いのでしょーか。
お客を値踏みする態度が鼻につくのでございます。
手に入れた眼鏡屋の店員も、やはり気取り屋でありました。
「メンテが必要ですから月に一度はお手入れをした方がイイですね」
と言われ、「すぐに出来るのですか?」と尋ねたら、
「いえ、二、三週間はかかります」

「バカ者…」
思わず頭をピタンと叩きたくなりましたが、思いとどまりました。
月一で、三週間もメンテをしていたら、その間はどーするのよ~

お話が長くなりました。

眼鏡だけでなく、カメラとかいろいろとダメになるものが多く、気づくと一ヶ月の間に新調したものがけっこうあるのであります。
「運気が節目に来ているな」
易者である私メは、ついそっちのほうに意識が向いてしまいますです。
言動には用心しなければなるまい。
とは思うのであります。
易者に運勢なしと日頃から申してはおりますが。

一方で、運気の変動の変化を実体験したい気持ちも強くあるのであります。